ル・コンセール・スピリチュエル合唱団
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【貴重な全曲盤、ニケとフランス古楽界を代表する歌手たちによる待望の録音!】ヴィオールの比類ない名手として名を馳せたフランスの作曲家マラン・マレは、王室楽団でオペラ指揮者としても活躍。1693年にはジャン=バティスト・リュリの後を継いで王室音楽総監督の座にあった息子ルイ・リュリとの共作で《アルシード(エルキュールの勝利)》を作曲、その後《アリアーヌとバッキュス》(1696)、《アルシオーヌ》(1706)、《セメレ》(1709)と3編の抒情悲劇を独力で完成させ、オペラを書く手腕でも高く評価されました。18世紀以前のフランス・オペラ蘇演に確かな実績を持つ鬼才エルヴェ・ニケによる今回の録音は、リュリ亡き後の歌劇作曲家としてマレが本格的な歩みを始めた重要作でありながら全曲録音に恵まれてこなかった《アリアーヌとバッキュス》の全貌に触れられる待望のプロジェクト! ミノタウロス退治の恋人テーセウスに去られ悲しむアリアーヌに迫る酒神バッキュスの物語で、同じパリを沸かせたルーセル作品を130年以上先取りする名品をダイナミックに聴かせます。抜群の心理表現を見せるヴェロニク・ジャンス、21世紀のフランス歌劇界で圧倒的な活躍をみせるマティアス・ヴィダルと活躍目覚ましいファン・ヴァンロイによる表題役の鮮やかな歌唱もさることながら、二人のテオルボ奏者が加わる豪華な通奏低音勢をはじめ、1700年頃のパリ・オペラ座の編成を忠実に再現したオーケストラも存在感抜群!ALPHAレーベルの真骨頂ともいうべきバロックオペラ録音です。(2023/03/24 発売)
レーベル名 | :Alpha |
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カタログ番号 | :ALPHA926 |
【ニケの手によって史上初めて上演された幻の1778年版、「グルック後」のリュリ改訂稿!】リュリ最晩年の傑作であり、長年タッグを組んだ詩人キノーと最後に完成させることが出来た歌劇《アルミード》。1686年の初演以降、オペラ座の上演の柱として長く君臨し続けましたが、流行の変化もあり1766年を最後に舞台に掛けられる機会はなくなりました。折しもウィーン皇室から輿入れしてきたマリー=アントワネットの招きで、パリではグルックが新しいフランス語オペラの王者として君臨しつつあった頃。1777年にはリュリ作品をさしおいてグルックが新版《アルミード》を書き成功を収めていました。しかしフランス国粋派のなかにはグルックに猛反発する勢力もあり、彼らは1770年にヴェルサイユ王室歌劇場落成記念で上演された《ペルセー》(ニケによる1770年版の録音あり/ALPHA967)のように、リュリ作品を新時代に合わせて改稿することで復権をねらいます。当時パリ・オペラ座で活躍していたルイ=ジョゼフ・フランクール(長命作曲家フランソワ・フランクールの甥)による改稿ではクラリネットやホルンなど、古典派時代のフランスならではの楽器が効果的に用いられ驚くほど新鮮な響きでありながら、リュリ作品の魂はそのまま生きた独特の仕上がりになっています。しかしこの改訂版は未完に終わり上演はされず、そのまま忘れ去られてしまいました。フランスの埋もれた名作を蘇らせることに定評あるエルヴェ・ニケが、史上初めてこの版による上演を行い、その後録音されたのが今回のアルバムです。手つかずだった第5幕第3場以降は、音楽学者ブノワ・ドラトヴィツキとジュリアン・デュブルクが周到に補筆。歌手陣もジャンス、メヘレン、クリストヤニスほかというこの上ない豪華な面々を揃え、作品の真価を問う素晴らしい演奏となりました。またオリジナル版から100年の、フランスに於ける音楽事情の変化を聴くことが出来る点でも、たいへん貴重な録音と言えるでしょう。フランス語のリブレットとその英訳、多くの資料画像を掲載した80ページ以上におよぶカラーブックレット付き。(2020/08/28 発売)
レーベル名 | :Alpha |
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カタログ番号 | :ALPHA973 |
イタリアの貧しい家に生まれながら、フランスに渡った後は太陽王ルイ14世の庇護の下、音楽界を牛耳ったリュリ。オペラやバレエなどと並んで代表作とされる宗教的声楽曲、光輝く「テ・デウム」と悲劇的な「ミゼレーレ」などを収録した当盤は、リュリ入門に好適です。フランスの演奏家たちによる美演をお楽しみください。「テ・デウム」は作品の内容もさることながら、エピソードも有名です。当時の楽団の指揮は、長い杖で床を叩いて拍子をとるというものでしたが、この輝かしい傑作の指揮中、リュリは自分の足を突き刺し、その怪我がもとで死亡したのです。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.554397 |
太陽王ルイ14世の庇護のもとで権力をふりかざしたリュリ作曲のグラン・モテ(合唱と管弦楽のための規模が大きめの宗教的作品)の第2集です。確かに1のように力強い作品もありますが、ここではメランコリックで悲劇的な感情、沈思するような音を聴くことができます。有名なグレゴリオ聖歌の旋律を歌う男声ソロに導かれる「怒りの日」に一貫する切々とした情感には心を打たれます。これはルイ14世の妻の葬儀のために作曲されたのですが、その場で続いて演奏された「深き淵より」も沈み込むような前奏以下、聴き手の涙を誘う音楽が続くのです。(2000/04/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.554398 |
大好評の第1、2集に続く、フランス・バロック音楽で一時代を画したリュリの大規模な宗教的声楽曲グラン・モテ集の3枚目です。3曲のグラン・モテは、いずれも独唱者たちと5声の合唱及び5声の管弦楽のための作品。6と10の2曲は3人の独唱者と通奏低音のために書かれ、プチ・モテに分類されます。いの一番に聴いていただきたい作品集とは言えませんが、ニケ率いる、まこと絶美の演奏ですから、リュリの合唱を伴う作品好きなら何枚持っていても損はありません。ルイ14世の庇護の下、権力をふるった史実を忘れさせる、ハートフルな作品群です。(2000/08/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.554399 |
19世紀末のフランスで活躍したオペレッタ作曲家、シャルル・ルコック最大のヒット作となった《アンゴー夫人の娘》が初演されたのは1872年のブリュッセル。翌1873年2月にはパリで上演され大きな評判となりました。1916年には《マダマンゴーの娘》として、浅草オペラのレパートリーにもなっています。ストーリーは孤児のクラレットと裕福なランジェ、歌手のピトゥと床屋のポンポネ、銀行家ラリヴォディエールたちの恋のさや当てに、王党派と共和派の対立を絡ませたもの。現代フランス・オペラの花形たちを惜しげもなく揃え、アダン《ロンジュモーの御者》の映像(NYDX-50098)で高い評価を受けた記憶も新しいセバスティアン・ルーランが、洒脱で躍動的な音楽を聴かせます。(2021/10/22 発売)
レーベル名 | :Bru Zane |
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カタログ番号 | :BZ1046 |