フェヘールヴァーリ, ヤーノシュ
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ベートーヴェンは、やはり室内楽曲の核心ともいえる弦楽四重奏曲を世を問うことには慎重になったらしく、第1番の登場は作品18となっています。その代わりに、若きベートーヴェンが手を染めたのが弦楽三重奏曲の分野です。作品3は、モーツァルトの同編成のディヴェルティメントK.563と同じ調性、楽章数となっており、この偉大な先人を意識したものと言われています。セレナードも同様に多楽章形式をとっており、両曲ともにどちらかといえば、サロン風の娯楽性を意識した作品となっています。しかし決して内容の浅い作品ではなく、その趣味の良さと創意の豊かさには、さすがはベートーヴェンとうならされます。(2007/01/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557895 |
27~28歳。この頃のベートーヴェン(1770-1827)は次第に深刻となる耳の病に悩まされ続けていました。しかし、創作熱は衰えることなく、数多くのピアノ曲や室内楽が生まれていた時期でもあります。とはいえ、弦楽三重奏というスタイルはとても珍しく(ハイドンの曲は編成が違う)、なぜ彼が弦楽四重奏でなく、三重奏で、こんなにも充実した作品を書いたのかは良く分かっていません。弦楽四重奏に比べると、ヴァイオリンが1台少なくなるだけですが、透明度は飛躍的にアップし、スリリングな局面も多くなります。そうなると曲の仕上がりは奏者たちの腕にかかってきますが、そこは安心。名門コダーイ弦楽合奏団のメンバーによる納得の演奏です。これぞ知られざる名作。充実の響きをお楽しみください。(2011/03/16 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572377 |