ダロン, サビーヌ・ルヴォ
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TIMPANIレーベルの中でも、とりわけ重要な位置を占めているのがピエルネ(1863-1937)の作品です。彼の音楽は世紀末の退廃的な雰囲気と、ロマン派の甘美さを併せ持ち、ものすごく難解な曲があるかと思えば、「小さなお友だち」向けのかわいらしい曲もあり、このギャップを味わうのもピエルネを聴く楽しみと言えるでしょう。この歌曲集にもそれは顕著に顕れており、初期の作品である「3つの歌」(1880年)での愛らしさと、後期の作品である「6つのフランス風バラード」(1921年)を比べることで、その作風の変遷を感じていただけるのではないでしょうか?バリトンのドリーは若干荒削りな声ですが、それが却って曲の魅力を引き立てているようです。(2014/02/05 発売)
レーベル名 | :Timpani |
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カタログ番号 | :1C1209 |
アントワーヌ・マリオット(1875-1944)。この名前が広く知られたのは、以前彼の歌劇「サロメ」がリリースされた時かもしれません。オスカー・ワイルドの戯曲サロメのオペラといえば、誰もがリヒャルト・シュトラウスの絢爛豪華な作品を思い浮かべますが、こちらのマリオットの作品はシュトラウスの3年後に完成されたもので、シュトラウス作品とはまた違う妖しさに満ちた作品だったのです。このアルバムはそんなマリオットのピアノ曲と歌曲を収録したものです。印象派と新古典派の狭間にあるような肌触りの音楽は、なかなか独創的であり、決して耳に優しい音楽ではありませんが、一度でも聞いたら心奪われること間違いありません。また「掛け物」とは、日本ブームのフランスで「掛け軸」がそのままフランス語になった言葉です。東洋趣味がそのまま表れた不思議な音楽です。(2016/02/24 発売)
レーベル名 | :Timpani |
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カタログ番号 | :1C1236 |