レーリング, ティーネ
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アルゼンチンの現代作曲家、現在カリフォルニア州立大学の作曲科の教授でもあるパブロ・オルティス(1956-)。彼とと指揮者、ディレクター、ポール・ヒリアーのコラボから生まれた不思議な感触を持つこのアルバムは、日常生活に潜む深い闇を描き出し、それを浮遊感ある美しいメロディで彩ったものです。タイトルの「おんどりと骨」は、アルゼンチンの現代作家Sergio Chejfecの詩を用いたもので、その名の通り、羽ばたく翼を持つおんどり、食事の風景、そして台所に遺された骨の物語で、これは5人の女声歌手、バリトン、そしてハープという稀な組み合わせで表現されます。もう一つの作品「ノートカー」は、9世紀に実在したベネディクト会修道士で、吃音者であったとされるノートカーの言葉がテキストに用いられています。1000年以上前に書かれたこの詩にオルティスは深い感銘を受けたというものです。オルガン・ソロを挟みながら神秘的な詩が歌われます。1979年に設立され、グラミー賞の受賞経験を持つ「アルス・ノヴァ・コペンハーゲン」は、世界でも有数のヴォーカル・アンサンブルとして知られています。(2015/08/26 発売)
レーベル名 | :Orchid Classics |
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カタログ番号 | :ORC100048 |
サイケデリック・ロックやジャズ、民俗音楽からの影響を受けた作品や前衛的な作品など様々な顔を持つアナス・コッペルの音楽。このアルバムでは2台のギター、フルート、ハープをそれぞれ独奏楽器に据えた魅力的な協奏曲を発表。ラテンのグルーヴと北欧のクールな雰囲気を併せもつギター協奏曲、しなやかなリズムを持つフルート協奏曲「ツバメ」、有名なマルクス兄弟の次男ハーポ・マルクスのコミカルな演技からインスパイアされたというミニマル風のハープ協奏曲の3曲。3曲ともデンマーク・シンフォニエッタの委嘱作で、彼らが初演も行っています。(2024/04/26 発売)
レーベル名 | :Dacapo |
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カタログ番号 | :8.224758 |
デンマークの現代作曲家アナス・コッペル(1947-)と、彼の息子で高名なサックス奏者であるベンジャミンとのコラボレーションアルバムです。以前にもこの2人の共同作品はCDとなっていましたが、今作では他の楽器(リコーダー、チェロ、ハープ)も交えたユニークなものとなっています。どちらの曲もサックスの暖かい音色を生かしつつ伝統と即興性を加え、幻想的な雰囲気を創り上げています。リコーダーの名技を披露しているのはおなじみミカラ・ペトリ。静かな興奮を呼ぶ楽しい1枚です。(2015/07/29 発売)
レーベル名 | :Dacapo |
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カタログ番号 | :6.220633 |
こちらもノアゴーの作品集。交響曲に比べ編成は小さいのですが、やはり人知を超越した音が広がっているところはさすがノアゴーです。「ノーヴァ・ゲニトゥラ」では交響曲第3番と同じく“Ave Maris Sttella”が歌詞として使われています。ハープシコードやリュート、リコーダーを用いた古風な音によるグロテスクな響きと聖なる響きが混在した逸品です。「海流」も同じく茫洋とした音の渦に巻き込まれているだけで不思議に心が落ち着くでしょう。「フォンス・ラエティティア」で使われているのも“Ave Maris Sttella”。ソプラノとハープの幻想的な対話です。(2009/04/15 発売)
レーベル名 | :Dacapo |
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カタログ番号 | :8.226067 |
ペル・ノアゴー(1932- )はカール・ニルセン以降のデンマークで最も重要な作曲家です。彼はハープの響きがことのほかお気に入りで、独奏曲、室内楽曲を含め40以上の作品で使用して。しかしその音色の使い方はとても独創的で、私たちがイメージするロマンティックな音とはかなり異なったもので、全く違う楽器の音のようにも聞こえるでしょう。ノアゴーは、その年代によって作風がかなり変化した人ですが、ここに収録された作品にもそれは顕著に表れています。聖母マリアへの讃歌からタイトルをとった「いばらの茂みを」での壮大なアンサンブル、テレビ放送用の劇につけられた「ヘッダ・ガブラー」での多様な音楽(民謡風な部分が印象的)などハープを愛したノアゴーならではの興味深い音が楽しめます。(2007/10/17 発売)
レーベル名 | :Dacapo |
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カタログ番号 | :8.226039 |