フェルトホーファー, ジークリンデ
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(2022/07/29 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :2.110713 |
リヒテンベルクの王女エリザベートは叔母から勧められた結婚話から逃れアルプスに来ています。彼女はそこで、やはり同じく父の決めた結婚話を拒否しアルプスに来ていた若者ゲオルクと自然と恋に落ち、天候不順の山小屋で一緒に過ごすことになりますが、お互い相手の素性を知ることはありません。地上に戻ったエリザベートは、叔母に「運命の人を見つけた」と告白しますが、実はそのゲオルクこそが彼女の結婚相手。二人は「この世は美しい」ことを実感するのでした。《メリー・ウィドウ》をはじめとした数多くのオペレッタを書き上げたフランツ・レハール。彼は後期になるに従い作風を転換し、それまでの作品と違ってほろ苦く悲しい結末を持つものが増えていきますが、この1930年の《この世は美しい》は明快なハッピーエンドで幕を閉じます。当時流行していたタンゴやフォックストロットを交えながら、全編レハールらしい美しい旋律で彩られたこの作品、とりわけ第2幕の恋人たちの場面が聴きどころです。2023年、レハール作品を心から愛する演奏者と聴衆が集うバート・イシュル・レハール音楽祭のライヴ収録。(2024/08/16 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :555659-2 |
(2022/07/29 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :NBD0144V |
第ニ次世界大戦中、アウシュヴィッツの強制収容所で働いていたリーザ。戦争が終わって彼女は外交官夫人となり、ブラジルへ赴く船上の人となります。そこで出会った女性「マルタ」の風貌は、強制収容所でガス室送りになった女性と瓜二つ。当時の悪夢のような生活を思い出したリーザは、少しずつ精神に異常をきたし、幻影に苛まれていきます。強制収容所からかろうじて生還したこの物語の原作者ポスムイシの体験は、自らの家族全てを迫害で失ったヴァインベルクの体験とも重なるもので、ヴァインベルクにとっても興味をひく内容であったのでしょう。ショスタコーヴィチの助言を受けながら、彼は1年でこの歌劇を書き上げます。しかし結局この作品はソビエト時代に上演されることはなく、彼の死後、10年を経てモスクワにて演奏会形式での上演が実現し、2010年にようやくブレゲンツ音楽祭で世界初の舞台上演がなされました。この演奏は2021年にグラーツ歌劇場での上演を収録したもの。冒頭の激しいティンパニの連打が波乱の物語を予感させます。ふとしたきっかけから狂気へと至るリーザを歌うカイザーの表現力豊かな歌唱にも注目です。2020年からグラーツ歌劇場の音楽監督を務めるローター・クルティヒは、1990年代にカンマーアンサンブル・ノイエ・ムジーク・ベルリンで現代音楽を専門に振ってきた指揮者。全体を隙なくまとめています。(2021/11/05 発売)
レーベル名 | :Capriccio |
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カタログ番号 | :C5455 |
ヨハン・シュトラウス2世が1883年に作曲した喜歌劇《ヴェネツィアの一夜》。作曲当時、彼は27歳年下の歌手アンゲリカ・ディートリヒに夢中になり、すぐさま求婚、結婚したものの、若い妻は夫を大切にすることなく、当時アン・デア・ウィーン劇場の若い監督と駆け落ちしてしまいます。激怒したシュトラウスが、いつも作品を初演していたアン・デア・ウィーン劇場ではなく、ベルリンのフリードリヒ・ヴィルヘルム劇場のために作曲、初演されたのがこの《ヴェネツィアの一夜》でした。しかし台本の出来がイマイチだったせいか、作品はすぐに忘れられてしまいました。それを残念に思ったのが当時アン・デア・ウィーン劇場の歌手を務めていたフーベルト・マリシュカと、彼の弟で後に優れた映画監督となるエルンスト・マリシュカでした。このアルバムに収録されているのは1923年に改訂された版で、エルンストが台本を改訂、コルンゴルトが音楽を監修し、リヒャルト・タウバーが主役を歌い大成功を収めたものです。以降、作品は完全に定着し、世界各国で上演される人気作となりました。(2019/04/05 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :555235-2 |
軽快な「ネヒレディル行進曲」が知られる喜歌劇《ウィーンの女たち》。レハールにとって初めて上演された記念碑的な作品ですが、第1作でありながらもすでに完成度は高く、上演当時から高い人気を博しました。主人公のクレールとその婚約者フィリップ。そして彼女が以前恋心を抱いていたヴィリバルドと彼にアプローチする音楽教師ネヒレディルの3人の娘たち。そしてフィリップの小間使いジャネッテ。この登場人物たちが美しい音楽に載せて織り成す物語です。この録音は、2022年、バート・イシュルで開催された“レハール音楽祭“でのライヴ収録。バート・イシュルに長く住み名誉市民の称号を得たレハールに敬意を表した全曲上演です。クレールを歌うのは近年オペレッタで次々と主役を演じるジークリンデ・フェルトホーファー。彼女が思いを寄せるヴィリバルド役をヴェテランのゲルト・フォーゲルが歌います。また音楽教師ネヒレディルを演じるのは50年以上の経歴を誇り宮廷歌手(Kammersanger)の称号を持つヨーゼフ・フォルストナーと万全の配役です。オペレッタを得意とするマリウス・ブルケルトが全体を見事にまとめています。(2023/09/08 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777858-2 |
物語は1920年代、若い女性たちが独立した存在を主張し、短い丈のドレスを着て闊歩するというヴィクトール・マルグリットの小説をモデルにした、レハールの喜歌劇《クロクロ》。パリの踊り子クロクロと、彼女のパトロンである市長とその妻メルジーネ、クロクロの恋人マキシムが洒落た物語を紡ぎ出し、レハールが抒情的で美しい音楽を付けています。現在ほとんど演奏されることはありませんが、1924年の初演時には、曲中のフォックストロット「Ich habe La Garconne gelesen」が大ヒットしました。今回の“レハール音楽祭”の蘇演では、クロクロを歌うフェルトホーファーを始め、芸達者な歌手たちが素晴らしい歌と演技を次々と披露。また指揮のブルケルトはレハールの音楽を見事にまとめており、オーケストラも歌手も全てが楽しみながら演奏している様子が伝わります。レハールの甘い旋律がたっぷり散りばめられた美しい作品をお楽しみください。(2020/08/07 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777708-2 |
19世紀末から20世紀にかけて、オーストリアで活躍したジャーナリスト、ユリウス・バウアーは、新聞編集者として記事を書きながら、数多くのオペレッタの台本を執筆。やがてウィーンで最も影響力のある演劇評論家として賞賛されました。彼の台本は機知に富み、人物描写が非常に巧みであることが特徴。この《冗談の結婚》は、億万長者の娘で最近夫を亡くしたセルマと、彼女の女友だちのエディスとフィービーが「決して結婚しない」という同盟を作ったことが発端で起こるドタバタ喜劇。レハールの存命中には40回以上上演されましたが、残念ながらすっかりお蔵入りになってしまったこの作品を、ブルケルトはスコアを丹念に洗い出し、完璧なものとして再構築。ワルツ、マーチ、そして極上の声によるアンサンブルが随所に挟まれた楽しい作品です。(2017/08/25 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :555049-2 |
レハール(1870-1948)の数あるオペレッタの中では、比較的知名度が低いこの「ひばりの歌うところ」。行進曲とパロータシュや、その他のわずかな曲がメドレーの形で稀に演奏されますが、全曲で楽しむ機会はほとんどないのが実情です。しかし、1919年にこの歌劇を観たプッチーニは、あまりの素晴らしさにすぐさまレハールに賛辞の手紙を書いた(彼らはその6年前に遇っていた)というエピソードがあるほどに、人々を感動させた作品であり、内容はよくある三角関係を描いたものであるにせよ、メロディの美しさと、ヒロインが歌うコロラトゥーラを駆使した見事なアリアなどは、この作品を埋もれさせるには惜しい、強い魅力を放つものです。このバートイシュルで開催されたレハール音楽祭のライヴ収録は、多くのウィンナ・ワルツファンにとっての嬉しい贈り物となることでしょう。(2014/08/27 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777816-2 |