ベッカー=ベンダー, ターニャ
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ドイツのヴァイオリニスト、作曲家フリードリヒ・エックは、モーツァルトより11歳年下、ベートーヴェンより3歳年上の音楽家。1778年、マンハイム管弦楽団のヴァイオリニストに就任し、ミュンヘンではペーター・ヴィンターに作曲を師事、その卓越した演奏と作品は18世紀末ヨーロッパの音楽界でセンセーションを巻き起こしました。しかし、当時の批評家に大絶賛されたにもかかわらず、 1800年に突然引退、妻とともにフランスに移住してしまいます。その引退の理由はわかっていませんが、彼の協奏曲が著名な出版社から出版されたにもかかわらず、ほぼ忘れられてしまったからと推測されています。現在、彼の名が知られているのは、モーツァルトの作品とされていた「ヴァイオリン協奏曲第6番」の真の作者としてのみでしょう。このアルバムに収録されている3つの協奏曲は、高い演奏技術を要し、モーツァルトを思わせる美しい旋律を持っています。来日経験もあるターニャ・ベッカー=ベンダーのヴァイオリンでこの魅力的な作品をお聴きください。(2024/03/15 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777975-2 |
バルトーク(1881-1945)の一連のヴァイオリン作品といえば、無伴奏の作品が名高いのですが、こちらの「ピアノとヴァイオリン」のソナタは、バルトークが「民謡の語法を自身の作品に取り入れたことに確かな手ごたえを感じた作品」といわれています。流麗なピアノ・パートはもちろんのこと、超絶技巧を駆使したヴァイオリンが歌う時にユーモラスに、時に辛辣な音楽は確かに独自のものといえるでしょう。晩年の名作である無伴奏ソナタはバッハヘノオマージュともいえる作品で、緊密な構成と緊張感に裏打ちされた難曲として知られます。これらを演奏しているのはドイツを中心に活発な活動をしているヴァイオリニスト、ベッカー=ベンダーです。彼女は数々の国際コンクールで賞を獲得し、クルト・マズア、ゲルト・アルブレヒトを始め、錚々たる顔ぶれの指揮者と共演、また室内楽の分野でも目覚しい活躍をしています。レパートリーも広く、あまり演奏されることのない作品(ルジツカ、アルフテル、ゲール、ヘンペルなど)を積極的に演奏していることでも知られています。また、現在ザールランド音楽大学、ハンブルク音楽演劇大学で後進の指導にあたっています。共演のペーテル・ナジは1979年のハンガリー放送コンクールで第1位を獲得し、ヴィルトゥオーゾ・ピアニストとして名声を確立、世界中でソリスト、また共演者として名前を知られる人です。(2016/01/27 発売)
レーベル名 | :SWR Classic |
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カタログ番号 | :SWR19003CD |