ブーテ, トニー
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サッキーニは、音楽史の本で名前を見る程度しか知られていないかもしれません。しかしイタリアに生まれ、パリに移住した彼の音楽は、あのマリー・アントワネットに好まれたのです。ソフォクレスの筆によるギリシャ悲劇を題材とした「コロンヌのエディプ」はサッキーニ最後のオペラで、作曲者の死後に初演され、その後、長きにわたってパリ・オペラ座で大ヒットしたのです。ベルリオーズも激賞したこの作品の内容の素晴らしさを証明するディスクが登場。リリシズムに溢れた音楽が感動を呼ぶこと必至です。当盤は演奏の水準の高さも魅力で、特に合唱の美しさと演奏効果は特筆に値するものになっています。(2006/12/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.660196-97 |
18世紀フランスで有名な音楽一族の元に生まれたフィリドール。彼は音楽の才能に恵まれていただけでなく、なんと「チェス」の才能も持ち合わせていました。父も同じ名前を持っていましたが、その父が72歳の時に19歳の女性と結婚(う?ん、年の差婚極まれり)、その結果設けた子どもでした。幼い頃から聖歌隊で歌い、45歳くらいまではフランスのオペラ界での中心人物として活躍していましたが、常々自身の音楽的才能に疑問を感じていた彼は、結局「チェスのプレイヤー」として生きることを決意したといいます。彼はJ.J.ルソーと「優雅なミューズたち」を合作するなど、オペラ・コミックの作曲でも名声を馳せ、少なくとも20曲以上のオペラを残しました。その中でもこのサンチョ・パンサは「架空の島の知事」としての役割を与えられ、楽しいドタバタ喜劇を繰り広げます。曲自体はこの時代にふさわしい典雅なもので、なんとものどかな美しさを醸し出します。(2011/12/14 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.660274 |
フランスの貴族の家柄に生まれたモンシニ(1729-1817)ですが、父の死後、25歳の時にパリで出会ったペルゴレージの歌劇「奥様女中」に心酔し、作曲家の道を志したことで知られています。極めて短期間のうちに作曲技法を習得し、いくつかのオペラを書きましたが、この1762年の歌劇「王と農夫」は彼の成功作であり、この作品でモンシニはフランス内外での名声を手にしたのです(この作品の7年後に書かれたのが歌劇「脱走兵」(Naxos 8.660263-64)となります)。シャーウッドの森を舞台に、シリアスさとコミカルさを併せ持ちつつ、革新的な意識改革ももたらすという、台本作家ミシェル=ジャン・スデーヌの台本と、モンシニの当時としては大胆な音楽は確かに聴衆たちの心を湧き立たせたことでしょう。オペラ・ラファイエットは、これらの忘れられた18世紀作品の復興に尽力し、埋もれてしまった作品を拾い上げ、丹念に復元し、新しい時代の演出を施した上で21世紀の私たちの元に届けてくれています。今回は1870年に使われたセットを復元するという偉業もやり遂げています。(2013/09/25 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.660322 |
1729年、フランス、フォーカンベルグで貴族の家柄に生まれたモンシニは、最初ヴァイオリンを学びます。13歳の時に父親を失い、家計を支えるためパリに行くのですが、25歳の時にペルゴレージのオペラ「奥様女中」を見てオペラ作曲家になることを決意、短期間のうちに音楽理論を学び、4年後「軽はずみな告白」で作曲家デビューを果たします。この「脱走兵」は彼を重用したオルレアン公に捧げられた作品で、死刑宣告をされたアレクシスが刑務所を脱走するまでの気取った様子が描かれています。お決まりのやりとりが続き、最後は王の恩赦を受けて幸せになる恋人同士の甘い歌声で締めくくられます。(2010/11/17 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.660263-64 |