ライニッシェ・カントライのソリストたち
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J.S.バッハの二男として生まれたC.P.E.バッハ(1681-1767)は、父からの影響よりも、父の友人で名付け親になったテレマン(彼の名の一つであるフィリップはテレマンの名前にちなんだ)の音楽様式を受け継ぎ、最終的には古典派音楽の基礎を作ったことで知られています。2014年に開催された「第22回マグデブルク・テレマン祝祭音楽祭」では、テレマンと関連の深かったC.P.E.バッハの生誕300年を記念して「Generations=2つの世代」と題された2人の作品の類似性と独自性を探る興味深い演奏会が権威者ヘルマン・マックスによって行われ、その模様がこのアルバムに収録されています。晩年のテレマンは若い世代の音楽家たちを応援しながら、自身の作風も模索し、新しい作品を創り上げていましたが、この晩年の祝祭カンタータも、そんな探究心から生まれた作品群で、当時の作曲家たちが尊敬してやまなかったテレマンらしい貫禄と余裕あふれる堂々たる作品になっています。その背中を追うC.P.E.バッハの見事なカンタータも聴きものです。(2016/12/16 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777946-2 |
バッハのクリスマス・オラトリオBWV248がカンタータ6曲の連作であるように、クリスマスにちなんだテレマンのカンタータ5作をつなぎ合わせることによって「クリスマス・オラトリオ」を構成するという試みです。発案者はライニッシェ・カントライとダス・クライネ・コンツェルトの指揮者ヘルマン・マックス。ドイツ・バロック音楽の大ベテランならではの楽しいアルバムです。声楽陣は各パート1人、器楽は弦が3/3/2/1/1という室内楽に近い編成で、木管のあたたかな彩りとトランペットの華やいだ響きがクリスマス気分を盛り立てます。(2024/01/26 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :555605-2 |
ブクステフーデと同世代のイタリアの作曲家メラーニ(1639-1703)による深遠なる作品です。彼の兄ヤコボも作曲家で、当時のイタリア音楽界をパスクィーニとA.スカルラッティらとともに支えていました。幼い頃から聖歌隊で歌い、28歳の時にはサンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂の楽長に任命されます。彼は多くのオペラを書き、中でも知られているのが、あの"ドン・ジョヴァンニ"とネタを同じにする「L’empio punito」でしょう。しかし、最近他の声楽曲なども演奏される機会が増えてきており、このオラトリオ「聖母マリアの夕べの祈り」もそんな宗教曲の中の一つ。簡素なれども入念に書かれた伴奏部と、清冽な歌声がマッチした実に清々しい祈りの音楽です。(2014/11/26 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777936-2 |