ギールラッハ, ヴォチェク
Search results:6 件 見つかりました。
《悪魔ロベール》と《ユグノー教徒》でグラントペラの旗手となるマイアベーアが28歳で作曲したイタリア・オペラ(1819年トリノのレージョ劇場初演)。主人公セミラーミデはエジプト王女からバビロニア王妃となりながら訳あって男装し、自分の息子ニーノと偽っています。そこへバクトリアの王女タミーリの縁談が浮上し、セミラーミデのかつての恋人シタルチェ、彼女の弟ミルテオと腹心シバリが候補に。事態が紛糾するとセミラーミデは男装を解いて正体を明かし、タミーリとミルテオを結ばせ、みずからもシタルチェとよりを戻します。ロッシーニ風のベルカント技巧とアンサンブルを駆使したオペラ・セリアの秀作が、ボニングの指揮で見事に復活を遂げました。(2006/08/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.660205-06 |
これまでのNAXOSにおけるペンデレツキ(1933-)作品集のように、このアルバムも収録された2作品の作曲年代が35年を隔てた「スタイルの違い」を際立たせるものとなっています。1960年代におけるヨーロッパの前衛音楽を代表するトーン・クラスター(全ての音を同時に発する混沌とした響き)がふんだんに用いられた「マニフィカト」は、代表作である「ルカ受難曲」の流れを汲むものですが、この曲が書かれた70年代にはすでにトーン・クラスター自体が若干時代遅れになっていて、ペンデレツキも自身の作風を見直す傾向にあったようです。そして少しずつ「ロマン派」に戻っていったペンデレツキは以降驚くほどに聴きやすい音楽を書くようになって行くのです。2009年に書かれた「カディッシュ」はタイトルが示す通りユダヤの祈りの歌であり、ユダヤ人ゲットー(第2次世界大戦時にユダヤ人が強制的に住まわされた居住区)の解放65周年を記念して書かれた作品で、ここではクラスターなどの刺激的な響きがすっかり影をひそめた緩やかで美しい音楽ばかりが存在しています。(2015/06/24 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.572697 |
ロッシーニ39作の歌劇の最後から一つ前、パリ・オペラ座で初演されたフランス語の傑作喜歌劇です。物語は単純明快、第1幕では好色なオリー伯爵が隠者に扮して女たちの誘惑を試みて失敗、第2幕ではオリーが従者とともに巡礼女に変装して女だけの城に入り、伯爵夫人に求愛するものの邪魔が入って失敗──これだけです。でも歌と音楽は絶品。それもそのはず、12の楽曲の半数は名作「ランスへの旅」からの転用なのです。超絶技巧アリアとアンサンブル満載。エロスの香り豊かな第2幕の三重唱にも驚かされます。柔らかな声のリース=エヴァンズとコロラトゥーラ・ソプラノ、ジェラールの繰り広げる華麗な歌唱も聴きものです。(2007/08/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.660207-08 |
ペルシャの王チーロに勝利したバルダッサーレは、捕虜にした彼の妻アミーラを娶ってバビロニアを手中に収めようと企て、拒絶される。妻を救おうとするチーロはアッシリア特使に変装してバルダッサーレと会い、人質釈放を求めるが正体がばれ、死刑を命じられる。だがバルダッサーレが勝利の美酒に酔っていると壁に不思議な文字が現れ、預言者ダニエルにより没落の暗示と読み解かれる…。聖書を題材としたこの作品は音楽が変化に富む救出オペラに属します。第2幕アルジェーネのアリアがたった一つの音だけで歌われるのも驚き。ボッタ、ジェンマベッラはじめ、才能豊かな若い歌手による溌剌とした演奏をお楽しみください。(2007/05/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.660203-04 |