エクス・テンポーレ
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グラウプナーの受難カンタータ第4集は、1747年の“Laetare Sunday-喜びの日曜日”に演奏されたカンタータ「イエスの苦しみ」です。四旬節第4主日にあたるこの日は“償いの時期を少し弱め、荘厳なときの喜びが近づいている”とされ、人々も少しだけ解放感を味わうことができます。しかし、このカンタータのテキストを著したリヒテンベルクは、イエスについての支配者と裁判官の論議に重きを置き、その結果に成すすべなく打ちひしがれたイエスを描くことに終始しており、グラウプナーもここを重視してカンタータ全体を物語に沿わせて構成、迫力ある物語が描かれています。同時に収録されたグラウプナーの全作品から選ばれた「受難」にまつわる合唱曲は、各々の楽器の自由な扱いや、歌の一つ一つに至るまで、グラウプナーの並外れた作曲技法が伺われる名作揃いです。今作でもフロリアン・ハイアリックとマンハイム・ホーフカペレ・バロック管弦楽団が見事な演奏を披露しました。(2020/04/24 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :555348-2 |
ドイツ後期バロック時代の作曲家グラウプナーによる受難カンタータ集の第2集。第1集(555071)と同じくエクス・テンポーレのメンバーとマンハイム・ホーフカペレ、ハイアリックの指揮による洗練された演奏です。18世紀初頭の北ドイツで最も人気あるオペラ作曲家の一人であったグラプナーは、声楽の使い方に熟知しており、これらのカンタータでも、キャッチーなメロディによる歌手たちの歌の見せ所が存分に用意されているとともに、バックを務めるオーケストラの楽器も歌と競うように、見事なアンサンブルを聴かせます。時には弦楽器のみのアンサンブルもあり、多彩な響きは聴き手を魅了します。(2018/04/27 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :555170-2 |
ザクセンに生まれ、ライプツィヒで法学を学び、聖トーマス教会カントルのクーナウの元で音楽を学んだグラウプナー。カイザーが指揮するハンブルク歌劇場でチェンバロ奏者を務め(当時、歌劇場のオーケストラではヘンデルがヴァイオリンを演奏していた)、カイザーと共に作品を発表、オペラ作曲家として力をつけていきます。やがてオペラ作曲家としてダルムシュタットで職を得ますが、宮廷でのオペラ演奏が禁止されてからは、宗教作品を主として作曲。当時はバッハに匹敵するほどの名声を獲得したことで知られています。このアルバムに収録されたカンタータも、どれもが色彩豊かなオーケストレーションと、随所に「印象的で記憶に残るメロディ」が置かれた魅力的な作品です。人と神との対話を表すソプラノ独唱によるアリアとバス独唱のアリアを中心に、重厚な合唱がそれを彩るという規則的な形式を持ち、これに沿って様々な受難の物語が展開していきます。第1集(555071)、第2集(555170)と同じくエクス・テンポーレのメンバーとマンハイム・ホーフカペレ、ハイアリックの指揮による洗練された演奏でお楽しみください。(2019/04/26 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :555230-2 |
現代では愛らしいヴァイオリンの小品「ガヴォット」のみで知られる作曲家フランソワ=ジョセフ・ゴセック。しかし彼は30曲近くの交響曲や管弦楽作品、室内楽曲、声楽曲、歌劇まであらゆるジャンルの作品を遺しており「フランス交響曲の父」としても讃えられています。このアルバムで聴ける彼の宗教作品は、当時としては画期的な作風で知られ、中でも1774年に初演されたクリスマス・オラトリオ「キリスト降誕」は、緻密なオーケストラ・パート、聖歌隊が歌う羊飼いや天使の生き生きとした描写が聴衆や批評家たちに絶賛され、コンセール・スピリチュエルで9回以上も再演された記録が残っています。1760年作曲の「死者のためのミサ曲」は荘厳な序奏で始まる堂々たる作品。初演時には教会の外に管楽アンサンブルを置くなどして話題となりました。(2021/01/15 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777869-2 |