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 CD & DVD/BD



ポール, カミール

Search results:5 件 見つかりました。

  • ボワモルティエ: 《公爵夫人家のドン・キホーテ》

    【鬼才ニケが入れ込む「ラモーを凌ぐ」天才作曲家の秘作、圧巻の最新録音!】フランス・バロック復興の勢いを数十年にわたり第一線の演奏シーンで支え、今やバロックのみならずロマン派以降のフランス音楽でも名演を連発している鬼才指揮者エルヴェ・ニケ。作曲家の現在の知名度にこだわることなく、演奏機会の少ない作品の発掘にも意欲的に取り組んでいますが、18世紀に誰よりも早くフリーランス作曲家として自活を達成した人気作曲家ボワモルティエには「同世代のラモーより先をゆく先進的作曲家」と絶賛を惜しみません。彼が早くから入れ込み実演でも頻繁にとりあげてきた《公爵夫人家のドン・キホーテ》は、NAXOSに録音している(8.553647)ほかALPHAで映像もリリースしていますが(ALPHA711)、今回はヴェルサイユでCDを再録音しました。従者サンチョ・パンサとともに所領に迷い込んだドン・キホーテをからかうべく公爵夫人が素人芝居を開催、恋するアルティシドールやニッポンの女帝に扮して二人を翻弄する荒唐無稽な物語を、ロココ期のフランス音楽ならではの典雅な魅力たっぷりに聴かせてくれます。コロナ禍によるスケジュール変更の間隙をぬって実現したという贅沢布陣の録音で、主人公のドン・キホーテと公爵夫人はそれぞれヴィダルとサントン=ジェフェリという現代フランス最前線を行く名歌手が鮮やかに演じ切り、合唱と合奏が織りなす連携の面白さもル・コンセール・スピリチュエルの俊才陣によってひときわ魅力的に響きます。旧盤CDから四半世紀をへて、ニケ自身も解釈の深まりを自負する名演で、起伏に富んだ物語の面白さをじっくり堪能できます。(2022/09/23 発売)

    レーベル名:Château de Versailles Spectacles
    カタログ番号:CVS075

  • ガスパリーニ: アタリア

    【過渡期ならではの新旧様式の交錯……だけではない充実のオラトリオ!】バロック後期の巨匠A.スカルラッティとほぼ同じ時期を生き、ローマとヴェネツィアで充実した活躍をみせた作曲家ガスパリーニ。その再評価はこの数十年で静々と、しかし着実に進んでおり、ヴェネツィア歌劇界を盛り上げる前、ローマ時代に作曲した数々の宗教音楽劇(オラトリオ)の魅力にも光が当たる機会が増えてきました。ヴェルサイユに集うフランスの若き才人たちによって録音されたこの『アタリア』全曲録音もまさに近年の研究成果が詰まった充実名演です。欧州西部で覇権を確立したフランスの太陽王ルイ14世のもと、大家ラシーヌが1691年に発表した戯曲『アタリ』を元に、親仏姿勢を強めつつあった教皇庁の本拠ローマで翌1692年に上演された本作は、当時のオラトリオにはまだ珍しかったダ・カーポ・アリア形式を積極的に導入、少し前にストラデッラが試み始めた合奏協奏曲風の書法を取り入れるなど新技法が目立つ内容。野蛮な暴君アタリアに殲滅された王族に仕えてきた大祭司と乳母が、将軍オルマーノと共に復讐を果たす起伏に富んだ物語です。これを時にソロを挟んでコントラスト豊かな響きを聴かせる弦楽(編成は4/4/2/4/2)に支えられ、バロックから現代まで幅広いレパートリーで躍進中のカミーユ・プルを始めとした5人の歌手が合唱も兼ね、充実の歌唱で伝えています。同時期のコレッリ作品にも通じる音使いの妙、ヴィヴァルディ前夜の刺激的なイタリア・バロック世界をじっくりお楽しみください。(2025/03/28 発売)

    レーベル名:Château de Versailles Spectacles
    カタログ番号:CVS147

  • リュリ: 《アルセスト》

    【リュリ最盛期の傑作に、本場ヴェルサイユ発の新名盤が登場!】マルゴワール(1994)とルセ(2017)の新旧名盤が録音史上に燦然と輝く、17世紀フランス・オペラ屈指の傑作《アルセスト》ですが、このたび本場ヴェルサイユ宮殿で収録された驚異の新名演が登場します。太陽王ルイ14世の王室音楽総監督リュリが1674年に披露したこの抒情悲劇は、希代の台本作家キノーの協力を得、反リュリの気配も立ち込める中でも王室からの熱烈な歓迎を受け、新たな定番演目となりました。戦いで落命したアドメート王を救うため、託宣に従い死を選んだ妃アルセストを、王の友人たる英雄アルシード(ヘラクレス)が冥府に降って救い出す全5幕の物語を、フランスのシーン最前線で絶大な信望を受け活躍するステファーヌ・フュジェが、名演奏家たちと共にきわめて繊細にして闊達な解釈に昇華。ジャンスとオヴィティという希代の名歌手2人が王妃と王を、幅広い活躍が続くネイサン・バーグがアルシードを表現力豊かな歌唱で演じ、他の歌手陣もそれぞれ深い役作りを鮮やかに声に息づかせています。鍵盤奏者マリー・ヴァン・レインを筆頭に通奏低音陣は詩句と歌をよく引き立て、無孔ナチュラル・トランペットを吹きこなすジャン=フランソワ・マドゥーフ、オーボエとミュゼット(鞴式バグパイプ)の持ち替えで活躍するヴァンサン・ロバンら実力派が揃うオーケストラはリュリの楽団とほぼ同規模の員数。合唱との連携も巧みで、リュリの音楽性を改めて強く印象づけられる名演に仕上がっています。(2025/03/14 発売)

    レーベル名:Château de Versailles Spectacles
    カタログ番号:CVS149

  • ラヴェル: 管弦楽作品全集+2つの歌劇

    フランスの指揮者ステファヌ・ドゥネーヴは母国フランス音楽への多大な愛情を持ち、2013年のシュトゥットガルト放送響との来日公演でもラヴェルの演奏が特に高い評価を得ました。この5枚組BOXには、バレエ・リュスのために書かれた『ダフニスとクロエ』をはじめ、「ボレロ」や「亡き王女のためのパヴァーヌ」などのお馴染みの曲、そして《スペインの時》と《子供と魔法》の2作の歌劇までを網羅。ドゥネーヴが最も愛するという『マ・メール・ロワ』はバレエ版と組曲版の2ヴァージョンを収録。ラヴェル作品の魅力を存分に伝えています。【ステファヌ・ドゥネーヴ】パリ国立高等音楽院を卒業後、ゲオルク・ショルティのアシスタントとしてパリ管弦楽団とパリ・オペラ座でキャリアをスタート。ジョルジュ・プレートルや小澤征爾のアシスタントも務めながら研鑽を積みました。2005年から2012年までロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団の音楽監督を務めたのち、2011年から16年までシュトゥットガルト放送交響楽団の首席指揮者を務め、オーケストラのレパートリーを拡大しました。現在はブリュッセル・フィルとセントルイス交響楽団の音楽監督を務めており、2022年6月にはNHK交響楽団にも登場予定。録音も数多く、ナクソスからリリースしたアルベール・ルーセルの作品集は、2007年にディアパソン・ドール賞を受賞するなど高く評価されました。(2022/05/20 発売)

    レーベル名:SWR Classic
    カタログ番号:SWR19428CD

  • 詳細

    ラヴェル:管弦楽作品集 5 - 歌劇「子供と魔法」/マ・メール・ロワ(シュトゥットガルト放送響/ドゥネーヴ)

    2017年、ブリュッセル・フィルハーモニー管弦楽団を率いての来日が期待されている指揮者ドゥネーヴ。/シュトゥットガルト放送交響楽団とは2011年から首席指揮者として良い関係を築いており、一連のラヴェル作品でも「ドイツのオーケストラから見事にフランスの響きを引き出した演奏」と高い評価を受けています。これまで4枚に渡って管弦楽作品集をリリースしてきましたが、そのシリーズの最後を飾るのは歌劇《子供と魔法》。フランスの若手歌手たちが代わる代わる別のキャラクターに扮し、伸びやかで楽しい演奏を繰り広げています。同時収録の「マ・メール・ロワ」は幻想的で美しい響きに満ちています。/(2017/05/19 発売)

    レーベル名:SWR Classic
    カタログ番号:SWR19033CD