ケフラー, ミヒャエル・マルティン(1966-)
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アメリカの古典とされる詩を用いたヨアヒム・ブリュッゲの歌曲集ウォルト・ホイットマンとエミリー・ディキンソンは、19世紀を代表するアメリカの詩人であり、その詩はしばしば音楽作品の題材として取り上げられてきました。「自由詩の父」とも呼ばれるホイットマンの詩はアメリカの広大な草原を想起させ、ディキンソンの詩は象徴的かつ幻想的な言語で世界を描いています。これらの詩に触発されたヨアヒム・ブリュッゲは、ソプラノ、フルート、弦楽三重奏、時にはハープを用いることで多様な詩の世界を音楽として表現しています。さらに、『若草物語』の作者ルイーザ・メイ・オルコットの作品にも焦点を当て、アメリカ児童文学の先駆者としての彼女の詩を音で描いています。ヨアヒム・ブリュッゲは、リューベックの音楽大学で音楽理論を学び、ザルツブルク・モーツァルテウム大学で音楽学者として活躍する作曲家。モーツァルトの研究家ですが、アメリカ音楽にも関心を抱くという彼の作品は、バッハやシューマンなどドイツの伝統音楽を巧みに用いた抒情的な作品で知られています。(2024/11/29 発売)
レーベル名 | :Gramola Records |
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カタログ番号 | :Gramola99342 |
20世紀の作曲家パパンドプロの作品集。ギリシア系の血を引いていますが、生まれも育ちもクロアチア、ザグレブで、地元の音楽院を卒業後は、オーストリアの「新ウィーン音楽院 Neues Wiener Konservatorium」(1938年、オーストリア併合により廃校)で作曲と指揮を学びました。400曲を越える多くの作品は十二音も含む新古典派主義の作風の中に、クロアチアの民族音楽と、ジャズの要素が融合されたユニークなもの。作品における楽器の選び方も独特で、このアルバムでもピッコロ協奏曲とチェンバロ協奏曲、弦楽オーケストラとハープ伴奏による歌曲を聴くことができます。なかでも「チェンバロ協奏曲」は、トッカータ風の音形による第1楽章、牧歌的な旋律を持つ第2楽章、再度トッカータ風の音形が登場する第3楽章で構成された古典的な性格を持つユニークな作品です。また、ハープの絶妙な響きが用いられた歌曲は印象派風の味わいを持っています。(2018/11/21 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777941-2 |