コッラール, ジュジャ
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シューベルトがもしかすると、ピアノ独奏曲以上に実力を発揮した分野が連弾の分野です。第1曲がお馴染みの「軍隊行進曲」に溢れる愉しさ、「マリー変奏曲」での充実した絶妙のピアニズム、幻想曲でのバッハ張りの対位法と半音階的和声など、目から鱗が落ちる素晴らしい出来映えです。また「4つのポロネーズ」では、特にそれぞれの中間に差し挟まれるトリオの部分が絶品で、微かに香る哀愁感、寂寥感はまさにシューベルトの真髄です。親密な雰囲気とスケールの大きさを兼ね備えるヤンドー=コラール組の演奏も、楽曲の素晴らしさを一層引き立たせています。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.553441 |
シューベルトといえば、まず歌曲が連想されますが、4手連弾も彼の良さが最も発揮されたジャンルとして評価されています。そんな中でも幻想曲ヘ短調は、彼の作品のみならず、古今東西あらゆる連弾曲を通じた最高傑作として、極めて高く評価されています。何ともメランコリックな旋律に、魔法のような転調を重ねており、これを美しいと言わずして、何を美しいと言えばよいのでしょうか!! その他の作品は、もう少し肩の力を抜いて楽しめるタイプの楽曲で、より親密さや楽しさが前面に出ており、何とも微笑ましい限りです。聴けば元気が出ると同時に心が温まる、愛すべき小品たちといえましょう。(2004/02/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.554513 |
美しい歌曲やピアノ曲の作曲家フランツ・シューベルト。31年という短い生涯に数多くの作品を遺しましたが、出版できた作品はその4分の1ほどにすぎませんでした。彼は貴族やパトロンからの援助を受けることもなく、ことさら有名になることもありませんでしたが、良い仲間たちに恵まれたことで幾多の歌曲、室内楽、交響曲、ピアノ曲の傑作を書き上げることができたのです。このアルバムでは「ます」や「子守歌」「魔王」などの誰もが知っている曲とともに、あまり耳にすることのない彼の歌劇からの音楽などを交えながら、その足跡をたどっていきます。 【使用曲】交響曲第8番「未完成」- 第1楽章、子守歌、グルック:歌劇《タウリスのイフィゲニア》よりアリア、交響曲第1番 - 第1楽章、歌劇《悪魔の別荘》- 序曲、ミサ曲第1番より、糸を紡ぐグレートヒェン、魔王、交響曲第5番 - 第1楽章、軍隊行進曲第1番、ピアノ五重奏曲「ます」-第4楽章、歌劇《アルフォンソとエストレッラ》より、さすらい人幻想曲 - アダージョ、歌劇《フィエラブラス》- 序曲、『美しき水車小屋の娘』より「嫉妬と誇り」、『冬の旅』より「おやすみ」、弦楽五重奏曲 ハ長調 - 第2、第4楽章 以上全19曲(フェイドイン、フェイドアウトあり)(2024/01/26 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.578374 |
ソナタなどに比して、ハイドンのピアノのための変奏曲は今ひとつ知名度に恵まれないようですが、機知に富む作曲家だけに、この形式との相性はよく、いずれも楽しい作品ばかりです。「神よ守りたまえ」による変奏曲など、主題の知名度の高さや(「皇帝賛歌」の名でも知られるドイツ国歌、ハイドンその人の作)、対位法や半音階的楽句などを巧みに使用した変奏技法の巧みさにより、名変奏曲たる条件は十二分に満たされているといえましょう。またディヴェルティメント「先生と生徒」は、ハイドンとしては珍しい連弾用作品ですが、広い音域を豊かに使い、二人の奏者を一体として用いたり、対照的に用いたりする切り替えの見事さなど、こちらも連弾のよきレパートリーとして、申し分ありません。(2006/03/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.553972 |
どうしても独奏用ピアノ曲に比べてマイナーなイメージもあるモーツァルトの4手のピアノ(連弾)のための作品ですが、実はこちらの方が(単に音が多いという以上に)より多く楽器が伸びやかに鳴る書法が見られ、楽想も概して華やかな分、親しみやすくもあるのではないでしょうか。K.381のソナタはニ長調という調性をとる彼の他の作品の多くに見られるよう、祝祭ムードに溢れて無上の楽しさを与えてくれます。一方K.521のソナタでは後期の作品らしく、明るい響きの中からある種の落ち着きすら感じさせてくれるのは流石です。また幻想曲はモーツァルトが晩年に傾倒した対位法的書法を堪能することができます。(2000/08/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.553518 |