オルリー, ギヨーム
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【フランス古楽シーン最前線の実力あればこそ、17世紀の生々しい響き!】ヴェロニク・ジャンスやマティアス・ヴィダルといった名歌手たちとの緊密なアンサンブルで、フランス17~18世紀の知られざる声楽作品の魅力を脈々と伝えてきたアンサンブル・レ・シュルプリーズ。演奏作品が作曲された当時のあり方と妥協なく対峙し、現代のリスナーの興奮を誘う演奏へと昇華させるそのセンスは、フランスのバロック音楽様式にも大きな影響を与えたイタリア音楽にも抜群の適性をみせることが、今回のアルバムで立証されました。17世紀の“水の都”ヴェネツィアを舞台に、その音楽活動の一大拠点だったサン・マルコ教会の音楽監督として巨匠モンテヴェルディが迎えられていた時代に光を当て、知られざる作曲家たちの作品も含め声楽・器楽および聖俗両面の作品を鮮やかに組み合わせ、17世紀後半に至る豊かな音楽遺産を起伏に富んだプログラムで堪能させてくれます。弦・管・鍵盤8人からなる器楽勢のアンサンブルも魅力なら、詩句とメロディの官能性を鮮やかに引き出してゆく歌手それぞれの声と各楽器の音色の溶けあいや交錯も実にエキサイティング。サン・マルコ教会に限られない諸々の教会や貴族の私邸、アーケードの下に陣取った楽隊などの音楽によるヴェネツィアの祝祭シーズンを再現したかったと語る指揮者ベスティオン・ド・カンブラの狙いは、ALPHAならではの自然派録音が捉えた響きの克明さも手伝って十二分に実現していると言ってよいでしょう。(2023/04/28 発売)
レーベル名 | :Alpha |
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カタログ番号 | :ALPHA927 |
F.W.ツァッホウは、ライプツィヒ市の音楽監督を務める父親からヴァイオリン、オーボエ、ハープシコード、オルガンなど様々な楽器の演奏を学びました。1684年にハレの聖マリア教会のオルガニスト職に就き、その後28年間に渡って聖歌隊の指導や宗教音楽の作曲など幅広く活躍したのです。彼のカンタータはドイツ中で有名で、J.S.バッハも彼の影響を色濃く受けていたと言われます。そんなツァッホウの下で音楽を学んだのがヘンデルでした。ヘンデルの抜きんでた才能はツァッホウを驚かせたことでしょう。そんな子弟によるカンタータをお聴きください。(2011/04/20 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777643-2 |
このアルバムに収録された2曲の祝祭カンタータは、それぞれC.P.E.バッハの生誕300年を記念して2014年3月8日にライプツィヒの聖トーマス教会で演奏、収録されたものです。最初のカンタータは、C.P.E.バッハがハンブルクに転出した頃の作品で、テキストはテレマンとも協力関係にあった牧師Christian Wilhelm Alersによって書かれており、C.P.E.バッハ自身の交響曲にも匹敵するほどの華麗な曲が付けられています。2曲目は合唱部分に工夫が凝らされており、シンプルでありながらも、時には叙情的な雰囲気も感じられる魅力的なカンタータ。鍵盤奏者としても名高いクラップロットが、これら未知の作品を現代に鮮やかに甦らせています。(2017/04/21 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777958-2 |