ベルガー, エルナ(1900-1990)
Search results:6 件 見つかりました。
ナクソス・ヒストリカルのシリーズで発売されている、たくさんの歌手たちの録音を選りすぐって、ベスト盤としてご紹介するものです。1861年生まれのネリー・メルバから1922年生まれのレナータ・テバルディまで、ソプラノ11人、メゾ・ソプラノとコントラルト2人、テノール8人、バス2人の計23名の名歌手たちが20世紀の前半に録音した音源を集めています。彼らの時代は多種多様な発声や解釈がそれぞれに花開いた、歌唱の黄金時代でした。オーストラリアからロシアまで、世界各地各時代の、独自の個性と芸風をお楽しみください。(山崎浩太郎)(2003/11/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
---|---|
カタログ番号 | :8.110781-82 |
ドイツ語圏で活躍したコロラトゥーラ・ソプラノは、日本でも根強い人気を持っています。初期のシュヴァルツコップはもちろん、リタ・シュトライヒ、エリカ・ケートなどが50~60年代に人気を得ました。エルナ・ベルガー(1900‐90)は彼女たちの先輩格で、大きな影響を与えた存在です。ベルガーの時代のコロラトゥーラはモーツァルトだけでなく、ベルカント・オペラや《椿姫》などの主役もドイツ語で歌いました。もちろんアリアだけでなく全曲を歌劇場で歌ったのです。ベルガーの歌に澄明さと可憐さだけでなく、懐の深さが感じられるのはそのためでしょうか。(山崎浩太郎)(2003/04/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
---|---|
カタログ番号 | :8.110733 |
ハンガリー出身の名指揮者フリッツ・ライナー(1888-1963)は、日本ではシカゴ交響楽団の指揮者として、交響曲や管弦楽曲の分野での活躍が知られています。しかし1910年代にはドレスデン国立歌劇場の指揮者をつとめるなど、オペラの経験も豊かな人でした。特に《ばらの騎士》はかつてドレスデン国立歌劇場で初演された作品だけに、ライナーにとってゆかりの深い作品です。ここではライナーのひきしまった、しかし豊かにうねる音楽が聴く者をひきつける演奏となっています。なお、この録音はラジオ中継ではなく、テレビ中継の音源から採られています。(山崎浩太郎)(2004/02/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
---|---|
カタログ番号 | :8.110277-79 |
モーツァルトの歌劇の全曲録音は、1930年代の半ばから盛んになりました。グラインドボーン音楽祭で録音された「ダ・ポンテ三部作」とともにその一角をなすのが、この《魔笛》です。イギリスの指揮者サー・トーマス・ビーチャム(1879~1961)がHMVの名プロデューサー、ウォルター・レッグとともにベルリンに赴いて録音されました。モーツァルトのスーブレット役として大活躍したイルマ・バイルケ(1904~?)など、第三帝国時代のドイツを代表する歌手たちが参加しています。合唱には無名時代のシュヴァルツコップも加わっているそうです。(山崎浩太郎)(2001/03/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
---|---|
カタログ番号 | :8.110127-28 |
イギリスのレコード会社コロンビアは、1927年にバイロイト音楽祭の歌手たちを使って、《パルジファル》の抜粋を録音しました。すでに本ヒストリカル・シリーズでCD化されているものですが、その成功によって翌年に《トリスタン》、そして1930年にこの《タンホイザー》を録音しました。収録時間の短いSPにこの大作を収めるため、全体の5分の4ほどに短縮されていますが、それでも18枚組という大部なものでした。この年のバイロイト音楽祭での《タンホイザー》公演はトスカニーニの指揮によるものでしたが、この録音では契約の関係でかれは指揮しませんでした。(山崎浩太郎)(2001/11/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
---|---|
カタログ番号 | :8.110094-95 |