ニューヨーク・メトロポリタン歌劇場合唱団
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「メルヒオール」。かつて人々はどれほどの畏敬と感動を込めてその名を呼んだことでしょう。まさに不世出のヘルデン・テノールとは彼のこと。その朗々たる声、スケールの偉大さ、品格ある容姿、いずれを取っても、ワーグナーを歌うために生まれてきたような歌手でした。「神々の黄昏」のジークフリート役は、生涯なんと107回つとめていますが、惜しいことに一般に流布されている録音はわずか二つしかありません。バイロイトを1931年に去ること5年、最盛期の彼の声を堪能できる、貴重な一枚です。共演のローレンス、ホフマンも負けじと好演。長大な楽劇の最終夜を飾るに相応しい演奏です。(2003/01/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110228-30 |
メトロポリタン歌劇場のラジオ中継をもとにしたライヴ録音です。この演奏の魅力は指揮と配役が20世紀後半のベストといえる布陣になっていることで、録音として残るものでは疑いなく最強のものです。ホッター(1909- )とヴァルナイ(1918- )は50年代バイロイト音楽祭の黄金期を支えた名歌手たちですが、この顔合わせによるバイロイトのライヴは残っていません。スウェーデンの誇るヘルデン・テノールのスヴァンホルム(1904-64)も、彼にとっては軽めの役であるエリック役で登場、そしてその彼らを名指揮者ライナー(1888-1963)が厳しいタクトで導きます。(山崎浩太郎)(2003/02/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110189-90 |
歴史の奇跡か偶然か20世紀前半から中頃にかけて、偉大なヘルデン・テノールを中心に、いわゆるワーグナー歌いと称される底力あふれる声を持つ重量級歌手たちが、時空的に一堂に会しました。当時のメトはそれら歌手たちによるワーグナー作品の壮麗な演奏が行われていたのでした。その中心のヘルデン・テノールはいうまでもなく今や伝説ともなっているメルヒオールで、幸いなことに多くの録音を残しているので、彼の業績をうかがい知ることが出来ます。ワーグナー作品の中でもひときわヒーローが颯爽と活躍するローエングリンを、メルヒオールは4種類録音を残しています。そのなかでもトールボリ、ヴァルナイといった際だったヒロインたちとの共演で知られるのが、このCDです。(2005/11/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110235-37 |