コヴェント・ガーデン・ロイヤル・オペラ・ハウス合唱団
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【アスミク・グリゴリアン、コヴェント・ガーデンでルサルカを歌う!】ルサルカは森の湖の清らかな水の中で、家族と一緒に暮らす水の精。彼女は湖を訪れた王子に叶わぬ恋をし、魔法使いイェジババに頼んで自分の声を犠牲にして人間の姿を得ます。王子に見出され城に連れていかれたルサルカは、口を利けないままに王子との愛を育もうと努めますが、王子は外国の姫に心を移してしまいます……18世紀後半、チェコの詩人・劇作家のヤロスラフ・クヴァピルが、スラブの民話に登場する水の精を主題に台本を執筆し、最晩年のドヴォルザークが作曲した歌劇《ルサルカ》。重厚なサウンドとライトモチーフの使用はワーグナーの音楽からの影響を見せつつも、チェコの民族的な情感が香り立つノスタルジックな旋律や、水の世界を描写する繊細な音の表情はドヴォルザークならではのものです。ルサルカのアリア「月に寄せる歌」が突出して有名だったこの作品は、近年世界中の歌劇場で広く上演され、チェコ歌劇の金字塔と評価されるようになりました。2023年2月、コヴェント・ガーデンの新制作として登場した《ルサルカ》のアン・イー&ナタリー・アブラハミによる演出は、「環境サステナビリティ」をその中心コンセプトに置き、過去にコヴェント・ガーデンで制作され、お蔵入りになっていた舞台美術、衣装を再利用するというユニークなもの。ルサルカ役を歌うのは、 迫真の演技歌唱で人気を集める実力派ソプラノ、アスミク・グリゴリアン。この世のものとは思えないルサルカの姿を浮かび上がらせる透明感溢れる歌唱で、 聴く者を惹きつけます。幅広いレパートリーを誇り、世界中の歌劇場から引く手あまたのデイヴィッド・バット・フィリップが、ルサルカに対する裏切りから真の愛に目覚める王子役を輝かしく歌い上げ、サラ・コノリーが不気味ながらも滑稽味溢れるイェジババ役を達者に演じます。2018年以来チェコ・フィルの音楽監 督を務め、チェコ音楽に造詣の深いセミヨン・ビシュコフの端正なタクトが、この幻想味溢れる《ルサルカ》の音楽を艶やかに紡いでいきます。(2024/05/24 発売)
レーベル名 | :Opus Arte |
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カタログ番号 | :OABD7322D |
【ナディーン・シエラ & セスト・クワトリーニ、ペリー演出の《愛の妙薬》でコヴェント・ガーデン、ダブルデビュー!】純朴な農民の若者ネモリーノは、村の裕福な農場の娘、美しいアディーナに思いを寄せています。ところが村に現れた軍の小隊長、伊達男の軍曹ベルコーレはアディーナを口説いて結婚を約束させてしまいます。ネモリーノは山師ドゥルカマーラに勧められた「惚れ薬」でアディーナの心を取り戻そうとしますが……2007年にコヴェント・ガーデンでプレミエ上演されて以来、同歌劇場の人気レパートリーのひとつとなっているロラン・ペリーの演出によるドニゼッティの《愛の妙薬》に、今を時めく名花、ナディーン・シエラがアディーナ役として鮮烈なデビューを飾りました。さらに、欧米の歌劇場を中心に引く手あまたのアルメニア出身のリリック・テノール、リパリット・アヴェティシャンがアディーナに一途に思いを寄せる青年ネモリーノ役を好演。ドゥルカマーラ役を自家薬籠中のものとするブリン・ターフェルの味わい深い演技歌唱と共に、見どころ聴きどころが満載です。1984年ローマ生まれ、2015/16年にメトロポリタン・オペラでファビオ・ルイージのアシスタントとして研鑽を積み、以降イタリア・オペラの指揮を中心に活躍する俊英セスト・クアトリーニが、本作でナディーン・シエラと一緒にコヴェント・ガーデンへダブルデビュー。その生気溢れるタクトによって、ドニゼッティの一番人気の喜劇オペラにフレッシュな息吹をもたらしています。(2024/09/27 発売)
レーベル名 | :Opus Arte |
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カタログ番号 | :OABD7323D |
【アスミク・グリゴリアンの蝶々さん、満を持してコヴェント・ガーデンに登場!】2024年3月、今をときめく歌姫、アスミク・グリゴリアンが蝶々夫人役としてコヴェント・ガーデンに登場し大きな話題を呼びました。グリゴリアンのコヴェント・ガーデン出演による舞台映像は、好評を博したヤナーチェク《イェヌーファ》、ドヴォルザーク《ルサルカ》に続く3作目。この上演では、未知の世界に憧れる純真な少女から、母となり、愛する夫の帰宅を待ち続ける忍耐強く、誇り高い女性へと変身を遂げる主人公を、期待に違わぬ迫真の歌唱で演じています。伸びやかな美声を聴かせるピンカートン役のジョシュア・ゲレーロ、表情豊かなシャープレス役のラウリ・ヴァサル、ゴロー役の演技派ヤーツォン・ホァン、蝶々さんに寄り添う健気なスズキ役のホンニー・ウーら、脇を固める粒よりの歌手たちの好演が光ります。コヴェント・ガーデンの《蝶々夫人》の定番となっているモッシュ・ライザー&パトリス・コーリエのコンビによる演出は、作品の佇まいを端正に描く洗練されたもの。タクトを執るケヴィン・ジョン・エドゥセイが率いるオーケストラと合唱によるプッチーニの音楽の豊かな情感と流麗な響きは、グリゴリアンを中心とした歌手たちによる歌唱演技を見事に支え、その始まりから悲劇の結末に至るまで、観る者を釘付けにせずにはおきません。(2024/11/22 発売)
レーベル名 | :Opus Arte |
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カタログ番号 | :OABD7328D |
(2014/09/30 発売)
レーベル名 | :Opus Arte |
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カタログ番号 | :OACD9024D |
もし、最も偉大なソプラノ歌手マリア・カラス(1923-1977)がいなかったら、現在のオペラのレパートリーは随分さびしいものになっていたことでしょう。このケルビーニのオペラ「メデア」も決して上演されることはなく音楽史の片隅に埋もれたまま忘れ去られたに違いありません。なぜなら、この主人公メデアを歌うには強烈な存在感を備え、なおかつ完璧なベルカント唱法と幅広い声が必要だからです。もちろんカラスが出現するまでにも、素晴らしいソプラノ歌手は存在していましたが、ベッリーニやドニゼッティ、そしてこのケルビーニなどのいくつかのレパートリーの主人公は、生半可なソプラノでは全く歯が立たないものだったのです。バーンスタインが彼女の事を「オペラのバイブル」と呼んだほどに、彼女のドラマティックな歌唱は際立ったものであり、他の追従を許すことはありませんでした。愛した男ジャゾーネに裏切られ、復讐のためにジャゾーネの新恋人グラウチェを毒殺、また可愛いわが子までを手にかけるという強烈な女性を演じきれるのは、やはりカラスをおいて他にはいません。このアルバムはICA独自のルマスターによる素晴らしい音質が自慢です。(2013/09/25 発売)
レーベル名 | :ICA Classics |
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カタログ番号 | :ICAC5110 |
フラグスタートが本来歌うべき2幕の冒頭のハイCが、実はシュヴァルツコップフの代役によるものと判明して大きな物議をかもした、フルトヴェングラー盤「トリスタン・・・」。そのスキャンダルにもかかわらず、今なお高く評価されているのは、音質のよさと、何より総合的な仕上がりの見事さによるところが大きいでしょう。無限旋律を操るフルトヴェングラーの厳しいタクトさばきに、並み居る出演者がたゆまず協調し、緊密な構築力の元、愛の死で圧倒的なクライマックスを作り上げていくそのさまは圧巻です。(2004/06/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110321-24 |