ルーチニカ合唱団
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ナポリ生まれのチマローザは、ロッシーニが登場するまでは「オペラ・ブッファの第一人者」として知られていました。70曲ほどある彼のオペラはどれも楽しく軽妙なもので、とりわけ旋律の美しさは筆舌に尽くしがたいものがあります。有名なオーボエ協奏曲なども、美しいメロディ全開で人気が高く、それはこのレクイエムも例外ではありません。彼は生涯に4曲ほどのレクイエムを書いていますが、この作品は1878年頃のもので、彼がロシアの女帝エカテリーナ2世の招きでペテルブルクに行っていた時に、当時滞在していたフランス大使の妻の逝去を悼み作曲されたと言われています。随所にオペラティックな展開が見られる華やかなもので、美しいメロディもふんだんに使われています。結局彼はロシアで活動することは諦め、ウィーンで活躍しますが、イタリアに戻ったところで反逆罪に問われ、悲惨な晩年を送ることになるのです。(2010/09/15 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572371 |
文明・文化の優劣は、もちろん一概に決めることができませんが、西欧クラシック音楽と他の音楽を比較した場合に、巨大で凝りまくった作品の構築可能性という一点に関しては、クラシックに軍配を上げてよいのかもしれません。それを証明するのが当作品、オルガンを含む巨大オーケストラ(打楽器だけで17人の奏者!)に、4人の独唱者と各種合唱団、さらには4つのブラスバンド別働隊という、空前の規模による約2時間の音の饗宴は、ギネスブックに公認されたこともある、まさに「世界最大」の交響曲です。この世界一の凄まじさ、是非ともご体験ください。本当にス・ゴ・イ・で・す!!※Marco Polo 8.223280-1と同音源(2004/07/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557418-19 |
「アメリカ」は、明け透けな旋律の引用や描写的な書法、ベタな構成による、音によるアメリカ合衆国歴史物語で、ブロッホとしてはやや異色作といえますが、その内容は痛快です。第1楽章では未開の地を思わせるような導入部、第2楽章では「ディキシー」や「スワニー河」などを引用し、大砲が轟き渡る南北戦争の描写、第3楽章ではポピュラー風の書法の盛大な導入と、合唱を導入したお約束の大団円と、やや通俗的な趣もありますが、おカタいことを言わずに楽しむべき作品でしょう。一方の「ヘブライ組曲」は、ユダヤ音楽を取り入れた、濃密な情念に彩られた音楽という、ブロッホの典型的イメージどおりの作品です。(2005/08/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557151 |