スコラ・ヘブライカ
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ユダヤ音楽の膨大な記録となるミルケン・アーカイヴ(もちろん解説の充実もポイント)ならではの貴重な録音の登場です。ユダヤ教の祈りで、「贖罪の日」に向けた悔い改めの祈りである「スリホット」、その礼拝の全体像をロンドンの伝統あるシナゴーグで録音しました。演奏はカントール(礼拝における独唱者)と男声合唱(ボーイやカウンターテナーの声も使用)で行われています。ユダヤ人音楽家の作品だけでなく、カントールによる即興を聴くことができます。時に情熱的また恍惚的に、時に神秘的に、朗々と歌い上げるカントールの妙技に我々は心を打たれ、また癒されるのです。合唱ファンにも注目していただきたいアルバムです。(2005/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.559428-29 |
時と空間を超え、祈りの音楽は常に、人の心に染み渡る美しいものです。当盤に収録されたのは、ユダヤの会堂であるシナゴーグで歌われる典礼。西欧のセファルディの音楽がアメリカに伝わり、植民地時代から現代に至るまで伝えられてきたものです。チャントは、お馴染みのグレゴリオ聖歌に似て、男声のユニゾン(時にオクターヴ上で児童が参加)で歌われます。合間に聖書の言葉を読み上げるカントールの声質は、いささか風変わりかもしれませんが、雰囲気を損なうものでは全くなく、むしろ独特のエギゾチックな味わいがあります。チャントやワールド・ミュージックを愛好する方にお薦めしたい、貴重な録音です。(2005/06/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.559411 |
「ハヌカ祭」とは、クリスマスと同時期に行われるユダヤ教の祭りで、もとは異教徒に侵略されたエルサレムの宮殿の解放という紀元前の出来事を祝うものでした。現代においても重要な祭りであり、子供たちはドレイドルというコマを回したりと、楽しい行事でもあります。習慣的に歌われてきた「マオズ・ツール」をはじめとして、ハヌカ祭にまつわる音楽を集めた貴重な記録が当盤です。音楽は基本的に合唱により演奏されています。敬虔な感情に溢れた曲もありますが、特にお薦めはイサークソン作曲の組曲。この打楽器が活躍する管弦楽付きの合唱曲のノリの良さ、ストレートな表現を、素直に受け入れて楽しみましょう。(2005/12/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.559410 |
ユダヤ民族の持つ深い信仰と波乱に満ちた歴史は、彼ら独特の文化を生み出すことになりましたが、それは(クラシック)音楽の分野についても、例外ではありません。当盤に登場する例も含め、多くの優れた作曲家、演奏家がユダヤ系の出自を持ち、アメリカが彼らの一大拠点となっていることは、よく知られています。当盤はそんなアメリカン・ジューイッシュ音楽の数々をお届けする、ミルケン・アーカイヴ・シリーズのハイライトとなっております。当盤にも多くの作曲家が登場するため、その内容もなかなか要約しにくいのですが(純クラシック系から民謡系、ジャズ系まで登場!)、熱い情念に満ちた音楽が多いといってよいでしょう。その熱さは、ユダヤ教の信仰や知識がなくても、感得していただけるものです。(2005/02/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.559406 |