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Simmons, John

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    テディ・ウィルソン第2集「ブルース・イン・C♯マイナー」オリジナル・レコーディングス1935-1937

    いつも関心するのは、テディ・ウィルソンのイントロ出しの上手さ。僕等は、大抵アル・ヘイグとかトミー・フラナガンのイントロに感心するのだが、原点はここにある。(そして、この至芸はおそらくナット・キング・コールに伝達され、モダン期に花開いている。)ま、ワン・パターンと言えばそうだが、これだけ可憐なイントロの出せる若手はそうはいない。勿論、オブリガードもアドリブ・ソロも素晴らしい(ついでに言えば、ピアニストとして見れば左手が群を抜いて素晴らしい)。ここは、頭を垂れて聴き入るのみ。(2003/05/01 発売)

    レーベル名:Naxos Jazz Legends
    カタログ番号:8.120665

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    エロル・ガーナー:イェスタディズ (1944-1949)

    俗にpf+b+dsのトリオはバド・パウエルが始めたことになっているが、ここではパウエル以前にエロール・ガーナーがやってるじゃないですか! カクテル・スタイルの祖!ホテルのラウンジなんかの仕事に絶対不自由しなさそうな華麗でロマンティックなスタイル! 45年以降、左手が例のガーナー・スタイルになり、これ見よがしのストライド奏法は少し控えてます。Indiana や Somebody Loves Me 等、パウエルのルースト版とも共通する選曲。パウエルも実は相当にガーナー・スタイルを勉強したのだろう、ということも判ります。(2001/05/01 発売)

    レーベル名:Naxos Jazz Legends
    カタログ番号:8.120528

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    エロル・ガーナー:スタンダード (1945-1949)

    エロール・ガーナーは真のスタイリスト。良い意味でのワン・パターンとはこのことだ。ガーナーは譜面が読めなかったらしいのだが、ではどうやって弾いていたのか? よほど耳が良かったのか? ソロでもトリオでもスタイルを変えないのはさすがです。今の若手って上手いけどラウンジ・ピアニストの仕事はできそうにないのが多い。僕としては、コンテンポラリーなスタイルもカクテル・スタイルもどっちもできるピアニストが好きですね。で、このスタンダード集。必携です。こういう風に弾ければ自分も楽しい、客はもっと楽しい。真のエンターテイナーとはかくあるべし。(2003/04/01 発売)

    レーベル名:Naxos Jazz Legends
    カタログ番号:8.120661