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ヴェリコヴィッチ, ナターシャ(1968-)

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  • シュテルケル:交響曲集&ピアノ協奏曲第4番

    ハイドンやモーツァルトと同時代を生きた作曲家、鍵盤奏者で、司祭でもあったヨハン・フランツ・クサヴァー・シュテルケルは、1750年にヴュルツブルクで生まれ、マインツ大司教の下で宮廷鍵盤奏者として活躍し、ナポリの宮廷でも寵愛を受けました。様々なジャンルに多くの作品を残したシュテルケルについては当時の記録が多数あり、1777年から1790年のパリの公開演奏会「コンセール・スピリチュエル」での記録では、交響曲の演奏回数において、当時絶大な人気を誇ったハイドンを上回るほどでありながら、つい最近まで忘れられた存在でした。21世紀に入って徐々に楽譜も整備されると共に作品の再評価が進み、演奏・録音の数も増えてきています。この録音は、室内楽作品集に続くcpoレーベルでの2つ目のシュテルケル作品集です。作品11は1774年に作曲され、1782年に出版された4曲から成る交響曲集。ここでは、「マンハイム・ロケット」(マンハイムの花火)と呼ばれるクレッシェンドしながら上昇する音型が特徴的な激しい冒頭主題で始まるハ長調の第2番と、シンコペーションや音の跳躍が印象的な変ホ長調の第3番の2曲が収録されています。作品26は、1786年に出版された3曲のピアノ協奏曲から成る曲集。ここに収録されたハ長調の協奏曲は、非常に美しく叙情的な第2楽章が印象深い名作。この録音では、演奏者のヴェリコヴィチが3つの楽章にそれぞれの主題を用いた技巧的なカデンツァを作曲し、演奏に臨んでいます。cpoレーベルに18世紀から19世紀のピアノ音楽を録音しているヴェリコヴィチは、パウル・バドゥラ=スコダやルドルフ・フィルクシュニー、ニキータ・マガロフといった名ピアニストの薫陶を受けたセルビア出身のベテラン・ピアニスト。古典派から19世紀までの独墺圏の作曲家の作品を得意とし、cpoにも数多くの録音を残しています。ヨハネス・メーズスは、歴史に埋もれた作曲家たちの名作を次々と蘇らせてきた名匠。cpoレーベルにも数多くの貴重な作品を録音しています。二人は気心知れた盟友で、この録音でも、4-4-3-2-1という弦楽器群、オーボエ2、ホルン2という編成の名室内楽団とともに、息の合った演奏ぶりで、シュテルケルの魅力を存分に伝えてくれています。ジャケット絵画: フェルディナント・コベル(1740-1799)&ヴィルヘルム・コベル(1766-1853)「シェーンブッシュ宮殿と運河を望む、シェーンブッシュ湖の南の眺望」※フェルディナント・コベルと息子のヴィルヘルム・コベルはマンハイムで活躍した風景画を得意とする画家。(2025/06/27 発売)

    レーベル名:CPO
    カタログ番号:555639-2

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    ドゥシェク:ピアノ・ソナタ Op. 64/70/ヴェルフル:ピアノ・ソナタ Op. 41, 50 (ヴェリコヴィッチ)

    ウィーン初期古典派作品を得意とするピアニスト、ナターシャ・ヴェリコヴィッチが弾くドゥシェック(ドゥシーク)とヴェルフルのピアノ・ソナタ。ヤン・ラディスラフ・ドゥシェックはボヘミア出身、後にイギリスでキャリアを確立したピアニスト・作曲家。彼は楽器製造家ジョン・ブロードウッドと親しく、楽器の性能の拡大を試み「ピアノを歌わせた」最初の一人であると言われています。17曲のピアノ協奏曲と35曲ほどのピアノ・ソナタを書きましたが、どれもクレメンティの作品を思わせる古典的な形式が用いられています。ヨーゼフ・ヴェルフルはザルツブルク出身。レオポルト・モーツァルトとミヒャエル・ハイドンに音楽を学び、ピアニストとして活躍しますが、1799年にベートーヴェンとピアノで「決闘」し、敗北を喫したことで人気が落ちてしまい、人気が落ちてしまい、パリを経て1805年からロンドンで第2の人生を送ることとなりました。作品41のソナタは当時考えうる最高難度の技巧を凝らしています。(2023/09/08 発売)

    レーベル名:CPO
    カタログ番号:555208-2

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    ベーケ:ピアノ協奏曲集(ヴェリコヴィッチ/バイエルン・バート・ブリュッケナウ室内管/ブリュッケナウ)

    ドイツで生まれた作曲家イグナーツ・フォン・ベーケ(1733-1803)の世界初録音となるピアノ協奏曲集。現在ではほとんど名前も知られていないベーケですが、彼が活躍していた当時は、素晴らしいピアニストとして、また独創的な作品の作曲家として知られていました。若い頃"七年戦争"で戦いに参戦し、終戦後の1775年にはミュンヘンで19歳のモーツァルトに出会い、ピアノ演奏の腕を競ったことでも知られています。この時は多くの評論家たちはベーケの演奏の方が優れていると判断されたほどに、彼の名声は轟いていたのです。バロック期から古典への過渡期に生まれた華麗な協奏曲は、聴き手にも大きな発見をもたらすことでしょう。このアルバムには彼の初期の作品を収録、以降シリーズ化が予定されています。(2016/11/23 発売)

    レーベル名:CPO
    カタログ番号:777827-2

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    ロゼッティ:ピアノ協奏曲/交響曲集(ヴェリコヴィッチ/プフォルツハイム南西ドイツ室内管/メーズス)

    ボヘミアで生まれ、地元の神学校で音楽教育を受けた後、ロシア、ドイツ、パリと各地を巡り卓越した作曲家として名を成したアントニオ・ロセッティ。40曲以上の交響曲を始め、ホルン協奏曲を筆頭に多数の協奏曲、声楽曲を残し、後の作曲家にも大きな影響を与えたことで知られています。cpoではすでに10枚以上のCDがリリースされており、ここで聞けるバロック期から古典派への変換期に生まれた輝かしい作品は高く評価されています。今回は2曲の交響曲とピアノ協奏曲を収録、インパクトのあるオーケストラに支えられたピアノ協奏曲と、上品さとダイナミックな躍動感を併せ持つ交響曲は、とても魅力的。これまで多くのロセッティ作品を録音してきた経験豊富なメーズスの演奏です。(2017/06/23 発売)

    レーベル名:CPO
    カタログ番号:777852-2