リーヴァ, アダルベルト・マリア
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ザルツブルクに生まれ、レオポルド・モーツァルトとミヒャエル・ハイドンに音楽を学び、幼いモーツァルトとも面識があったというヨーゼフ・ヴェルフル。ウィーンではベートーヴェンのライバルと見做されるも、「ピアノの対決」で敗北を喫してしまい、ウィーンを離れることとなりました。その後はパリを経由してロンドンに行き、1805年に演奏会を開き、一応の成功を収めたことで、この地に定住、1812年に生涯を終えました。彼の作品はモーツァルト、ハイドン、クレメンティの影響を受けていますが、使われた音の多彩さからは、もちろんベートーヴェンやシューベルトに先立つ古典派の様相も感じることができます。彼の作品は現在に至るまでほとんど演奏されることはありませんでしたが、ようやく最近になって少しずつ耳にする機会が増えてきました。TOCCATAレーベルではピアノ曲全曲シリーズの録音プロジェクトを立ち上げ、この作曲家の復興を試みます。(2017/02/24 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0383 |
スイスの作曲家エミール・ジャック=ダルクローズは「運動を通じて音楽を学び経験する」というリトミックの開発者として知られていますが、作曲家としても、リトミックで用いるピアノ曲を中心に打楽器や声楽のための曲を書き上げています。このアルバムには彼が活動の初期に書いたドイツ語の歌曲をすべて収録。民謡や、彼と同時代の詩人の詩を用いて書かれたこれらの歌曲は、フォーレとブラームスの伝統を受け継ぐものであり、それぞれの歌には無邪気な歌から心の痛みを伴う歌まで、豊かな感情が込められています。ジュネーヴ出身のソプラノ、クレマンス・ティルカンの澄んだ声が作品の魅力を伝えるとともに、ジャック=ダルクローズのTOCCATAレーベルでのピアノ作品シリーズを通じての演奏者アダルベルト・マリア・リーヴァが伴奏を務めています。(2023/11/17 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0707 |
スイスの作曲家ダルクローズのピアノ曲集第4集。ダルクローズは音楽学習の方法論の一つであるリトミックを発展させた功績で知られています。このアルバムに収録されているのは、彼の舞曲への強い関心が窺える作品で、同時代の作曲家たち、シャブリエ、ドビュッシー、フォーレ、ラヴェルらの影響が感じられる陽気なワルツ・カプリースから民謡の要素を持つものまでさまざまな趣を持つ曲が並んでいます。アダルベルト・マリア・リーヴァはミラノ音楽院で学び、2018年にルガーノ音楽院で音楽教育学の修士号を取得したピアニスト。知られざる作曲家の作品を紹介することに尽力、これまでにダルクローズ作品の他、ヨーゼフ・ヴェルフルやアドルフォ・フマガッリの作品の録音などで高い評価を受けています。(2023/07/14 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0627 |
19世紀のイタリアはオペラが全盛期を誇っていましたが、管弦楽やピアノの世界でも人気者がいなかったわけではありません。このフマガッリ(1828-1856)もそんな中の一人。彼はミラノの片隅インザーゴの音楽一家の生まれで、4人兄弟の2番目にあたり「ピアノのパガニーニ」の異名をとるほどに絶賛された人です。当時流行していた「オペラの主題を用いた幻想曲」のような形式の作品において、驚異的な才能を発揮した彼ですが、とりわけ左手の技術が素晴らしく、トラック3のような、数々の「左手のための作品」も残しています。リストやタールベルクをも凌駕するほどの技巧的な作品の数々は、聴けば聴くほどに驚きが増すことでしょう。もっと広く弾かれて(聴かれて)もよい作曲家です。マリア・リーヴァの卓越した演奏で。(2015/10/28 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0316 |