ロス, ジャクリーヌ
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シューベルトの作品の中でも、あまり演奏の機会が多くないヴァイオリンのためのソナタ(ソナチネ)。Op.137の3曲は、彼がまだ20歳になる前に書かれるも、忘れられたままになり、死後の1836年にようやく実兄フェルディナントの手で出版された作品です。簡素な中に、いかにもシューベルトらしい伸びやかで美しい旋律が聞こえてくるというもので、モーツァルトやベートーヴェンの影響も多分に感じられる、若さ故の情熱が潜んでいます。本来ならば「配信のみ」で企画された音源なのですが、この曲をバロック・ヴァイオリンとフォルテピアノで演奏したものは極めて珍しく、その上、あまりにも素晴しい演奏であるため、急遽アルバム化したという逸品です。精妙な響きと軽やかな音は、聴き手を200年前の世界へといざないます。(2012/07/18 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :9.70164 |