マイケリアン, パトリシア
Search results:1 件 見つかりました。
スイス、ジュネーヴに生まれ、ブリュッセル音楽院でウジェーヌ・イザイに師事、1916年にアメリカに移住した作曲家ブロッホは、この地で数多くの音楽家を育てあげるなど、アメリカの新古典主義音楽の興隆に尽力した事でも知られます。彼は自作の中に、しばしばユダヤの民族音楽を取り入れた独自の作風を示しましたが、この1926年に作曲された「アメリカ-叙事的狂詩曲」は、彼を受け入れたアメリカに対する"愛国心"が描かれたもので、実は、彼がアメリカへと向かう船の中で最初に構想されたものが10年を経てようやく実現したものだったのでした。ネイティヴ・アメリカンの時代から、ブロッホが生活していた1926年、そして未来への予想図が3つの楽章に分けて描かれ、そこには数多くのメロディの引用が織り込まれた音楽による歴史絵巻となっています。1927年、ミュージカル・アメリカ誌の主宰する作曲コンクールで受賞した作品です。合奏協奏曲は、バロック音楽の形式を再現した新古典派の流儀による作品。ピアノが面白いように活躍します。(2012/05/16 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.572743 |