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レ・プレジール・デュ・パルナッス

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    啓蒙主義時代のヴァイオリン音楽(レ・プレジール・デュ・パルナッス/プランティエ)

    【妥協なき18世紀フランス音楽解釈。才人プランティエらが綴るガット弦芸術の魅力】古楽研究の世界的中心地の一つバーゼル・スコラ・カントルムでキアラ・バンキーニ門下に学んだ後、バンキーニ率いるアンサンブル415やALPHAに名盤の多いカフェ・ツィマーマンで中心メンバーとして活躍してきたバロック・ヴァイオリン奏者ダヴィド・プランティエ。今回のアルバムは2021年にリリースされ日本でも『レコード芸術』誌特選に輝くなど高く評価されたルクレールのソナタ集(RIC431/国内盤仕様NYCX-10263)の続編とも言うべきもので、大バッハと同世代のフランスでいち早く協奏曲集を出版したオベールから、グルックやC.P.E.バッハと同い年でマリー=アントワネットの時代まで活躍したドーヴェルニュまで、フランス18世紀前半最大のヴァイオリン作曲家と言うべきルクレール「以外」の重要なフランス人作曲家たちのソナタを厳選。コレッリやヴィヴァルディら本場イタリアの大家たちの様式をよく咀嚼、フランス古来の舞曲様式も織り交ぜた典雅にしてダイナミックな作品の数々が、強い求心力のあるプランティエらの美音と精妙な解釈を通じ、各曲の魅力が際立つ深い彫琢の演奏解釈で味わえます。ルクレール作品同様、重音奏法や急速なパッセージが映える曲が多いのも特徴の一つ。短調作品での哀調と熱情も強く打ち出され、通奏低音にコントラバスも導入していることによって充実した響きが堪能できるのはレ・プレジール・ド・パルナスの録音ならではと言えるでしょう。フランス18世紀音楽が軽妙洒脱なだけではない、探り甲斐のある奥深さに満ちていたことを伝える充実の1枚です。(2024/05/10 発売)

    レーベル名:Ricercar
    カタログ番号:RIC461

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    ルクレール:ヴァイオリン・ソナタ集(プランティエ/レ・プレジール・デュ・パルナッス)

    【フランスのヴァイオリン芸術の源流へ!カフェ・ツィマーマンの名手が聴かせる充実録音】フランス18世紀前半を代表するヴァイオリン音楽の大家ルクレールの作品に、フランス語圏の古楽器奏者がじっくりと取り組んでその魅力に迫ったアルバム。コレッリやヴィヴァルディに連なるイタリアのヴァイオリン音楽が全欧州で大人気だった18世紀初頭、ルクレールはかの南国の流儀を吸収した後、フランス特有の様々なスタイルを掛け合わせ、この国ならではの弦楽作法の確立に大きく寄与しました。ここで素晴らしい演奏を聴かせるプランティエは、当初アンサンブル415、のちにカフェ・ツィマーマンで数々の名録音のソリストもつとめ、自らもレ・プレジール・デュ・パルナスやデュオ・タルティーニといったアンサンブルの主宰者として存在感を高めつつあります。彼は、初期から後期までルクレール芸術の発展史を端的に示す5曲を厳選。コレッリ流儀の面影が残る「第2巻」からロココ期の香気漂う「第4巻」まで、この作曲家に特有な装飾音や重音を鮮やかに弾きこなし、イタリア的語法がどのようにフランス的な機知や筋の通った堅固さと融合してゆくか、聴くほどに味わい深い解釈で伝えてくれます。解説もプランティエ自らが多角的な洞察とともに詳述。ArcanaのガッティやChannel Classicsのポッジャー、Audaxのプラムゾーラーにも通じる、本格派バロック・ヴァイオリニスト会心の一作です。(2021/11/12 発売)

    レーベル名:Ricercar
    カタログ番号:RIC431