ミールズ, ドロテー
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【ヘレヴェッヘの究極形としての「ヨハネ」。バッハの時代の作法が紡ぎ出す迫真の受難物語】フィリップ・ヘレヴェッヘの自主レーベルから『ヨハネ受難曲』が完全新録音で登場します。齢70を記念してのインタビュー本『フィリップ・ヘレヴェッヘとの対話』(カミーユ・デ・レイク編著/LPH026)で「これからの時間は自分にとって本当に必要と思える作品の演奏に使いたい」と語ったヘレヴェッヘが、自らのレーベルで世に問うバッハの新録音は、一つ一つに大きな意義があるところ。そして事実、この『ヨハネ』新録音は同作究極の解釈と呼びうる気合い充分な内容に仕上がっているのです。さまざまな異版が残り、作曲家自身による決定稿と呼びうるものがないバッハの『ヨハネ受難曲』。ヘレヴェッヘはharmonia mundi franceで既に1987年と2001年にこの作品を録音、とくに後者はマーク・パドモアを福音史家に起用し、『マタイ受難曲』第1部終曲が冒頭にあしらわれている異例の1725年第2稿を採用したことで大きな話題となりました。今回は最初の録音と同じ版を基調にしているようですが、冒頭曲はむしろ1987年盤よりもアップテンポで始まる、時に熱に浮かされたような迫真の音作り。演奏者同士の堅い信頼感から生まれるコレギウム・ヴォカーレ・ヘントならではの一体感とあいまって、えも言われぬエキサイティングな受難物語が展開してゆきます。福音史家は、近年ヘレヴェッヘの名演に続々参加しているマクシミリアン・シュミット。末永く聴き深められそうな『ヨハネ』の新名盤、お見逃しなく!(2020/02/14 発売)
レーベル名 | :PHI |
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カタログ番号 | :LPH031 |
【決定的名演から最新録音まで!先鋭的古楽演奏で楽しむバッハの名曲】ALPHA、ARCANA、PHIなどのレーベルに残された音源から、バッハの名曲を集めたCD3枚にもわたるベスト・アルバムが登場。フィリップ・ヘレヴェッヘ、エンリコ・ガッティといった巨匠から、カフェ・ツィマーマン、ジュリエット・ユレル、フランソワ・ラザレヴィチ、ブリュノ・コクセ、そしてパトリツィア・コパチンスカヤといった、新録音のたびに大きな話題を提供する名手たちの素晴らしい演奏を楽しむことが出来ます。不等分律を用いた美しい響きで世界中を驚かせたアーロン・ピルザンの「平均律」など、最新録音が惜しげもなく投入されているのも嬉しいところ。20世紀末から現在まで、世界を沸かし続ける魅力的なバッハ演奏を俯瞰できる、魅力的な企画です。※ 収録内容は次ページ(2021/09/24 発売)
レーベル名 | :Alpha |
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カタログ番号 | :ALPHA775 |
ヘンデルの声楽曲として、特に知名度が高い物とは言い難い作品ではありますが、内容はピカイチで、「メサイア」の次に聴くべきヘンデルとしても相応しい名作をお届けします。ジョン・ドライデンの格調高い言葉を使用し、ヘンデルの音楽は、どこをとっても極上の美しさに満ちています。終曲など、音楽が天から降ってくるがごとし。2人の独唱者(特にソプラノが重要)と共にトランペットの使用の巧みさも特筆すべきものです。当演奏では、合唱団の力こそが作品をいっそう輝かせており、賞賛に値します。しかしヘンデルの書くアリアはどうしてこれほどまでに美しいのか。彼の声楽曲は正に名作の宝庫です。(2004/05/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.554752 |
有名な「ハレルヤ・コーラス」を筆頭に、それこそ聴き手が立ち上がりたくなるような威光を放つ音楽を書いたヘンデル。例えば当盤の「ディッディンゲン・テ・デウム」を聴けば、貴方もきっとヘンデルの濃厚なファン(ヘンデリアン)になることでしょう。冒頭をお聴きください、管弦楽の前奏に続く合唱の、何と壮麗なこと!思わず虜になります(響きが天に立ち昇っていくかのような、当盤の合唱団も見事)。この作品は、ただカッコいいだけでなく、憂いに満ちた部分など場面転換の妙もあって、ヘンデルの自在の筆遣いを楽しめる傑作なのです。作曲年代はかなり前のイ長調の「テ・デウム」と共にどうぞ。(2001/12/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.554753 |