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フリン, ラドリー

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    サリヴァン:喜歌劇「ゴンドラの漕ぎ手、またはバラタリアの王」(ニュー・プロムナード管/ゴッドフリー)(1950)

    ブロードウェイ・ミュージカルにも多大の影響を与えたロンドンの名コンビ、作詞ギルバートと作曲サリヴァン。かれらの共作による最後のヒット作が、1889年にドイリー・カート歌劇団によって初演された、この《ゴンドラの漕ぎ手》です。この録音はSPからLPに切り替わる時期の1950年に行なわれたもので、1927年の同じくドイリー・カート歌劇団による録音についで、2度めの全曲録音となるもの。イギリスではSP、電気、LP、ステレオと、ソフトや録音方式が切り替わるたびにギルバート&サリヴァン物が録音されてきたのです。(山崎浩太郎)(2002/09/01 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.110209-10

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    サリヴァン:喜歌劇「戦艦ピナフォア」(1948)(グリーン/ランズ/オズボーン/ニュー・プロムナード管/ゴッドフリー)

    19世紀後半、興行師リチャード・ドイリー・カートは、ロンドンのサヴォイ劇場を本拠に、作詞家ギルバートと作曲家サリヴァンのコンビによるオペレッタを次々と上演、大当たりをとりました。1878年に初演された《軍艦ピナフォア》はこのコンビによる傑作群の最初期のひとつです。リチャードの死後もかれの名を冠した歌劇団は、このコンビの作品の著作権を1950年代まで独占、その後も上演を続けています。かれらによる《軍艦ピナフォア》はこの48年録音ですでに3回目となっていました。なお原題の「H.M.S.」とは、イギリスの軍艦につけられるものです。(山崎浩太郎)(2001/11/01 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.110175

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    サリヴァン:喜歌劇「ペンザンスの海賊」/「陪審裁判」(1949)(グリーン/ファンコート/ハリス/ニュー・プロムナード管/ゴッドフリー)

    19世紀後半のヨーロッパ各国の大都市では、市民消費社会の勃興と歩調をあわせて「都市の顔」というべきオペレッタ作曲家たちが出現しました。パリにはオッフェンバック、ウィーンにはシュトラウス二世。そしてロンドンに活躍したのが、作曲家サリヴァンと作詞家ギルバートの名コンビです。彼らの作品は興行師リチャード・ドイリー・カートの歌劇団によって長年上演され、「サヴォイ・オペラ」と呼ばれて愛されてきました。このCDは、SPからLPに移る転換期にイギリス・デッカが録音した「サヴォイ・オペラ」シリーズからの覆刻です。(山崎浩太郎)(2002/05/01 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.110196-97

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    サリヴァン:喜歌劇「ラディゴアー、または魔女の呪」(1950)(ドイリー・カート・オペラ管/ゴッドフリー)

    日本人に最も馴染みのある「ミカド」が世に出てから2年後、ギルバート&サリヴァンは、「魔女の呪によって日に一度罪を犯さなければ死ぬ」というラディゴアー城に住まう准男爵を中心に織り成す、怪奇オペレッタを作りました。ギルバートはこのオペレッタを、「英国衛氏」「ユートピア国株式会社」とならびもっとも気に入った作品と考えていました。「罪を犯すべき存在」たる人間の象徴であるかのような准男爵が、その補償のために罪以上の善行をせっせと施し、一方で「善良」であるはずの周囲の人々は、あだな恋に身をやつすあたりは、軽妙な音楽に反して、強烈な風刺として聴衆に映ることでしょう。(2005/01/01 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.110295