リーチ, ピーター
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イタリアの教会音楽史における女性作曲家のパイオニア的存在マリア・ローザ・コッチャの貴重な作品集。1716年、ローマ教皇は、ローマで活動するプロの音楽家にサンタ・チェチーリア国立アカデミアの会員資格を義務付けました。それには試験官の前で4声のフーガを作曲する課題が課されていましたが、1774年にこの試験に合格し、女性として初めてローマのマエストラ・ディ・カペラの称号を得たのが当時15歳のマリア・ローザ・コッチャ。しかし教会は女性が宗教施設で音楽を担当することを許さず、コッチャは30歳になる前に作曲を諦めてしまいました。彼女の作品はオペラ風の要素を取り入れて世俗音楽と宗教音楽の融合を図ったものですが、「Hic vir despiciens mundum」では18世紀ローマの伝統的なポリフォニーの様式でも作曲できたことを示しています。このアルバムには彼女の師ペシやカサーリらの作品も収録しています。全て世界初録音。(2024/10/04 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0359 |
1715年ローマで生まれ、1759年から亡くなるまで、サン・ジョヴァンニ・イン・ラテラノ大聖堂の聖歌隊の指揮者を務めたジョヴァンニ・バッティスタ・カサーリの宗教作品集。当時、ローマの教会や大聖堂で隆盛を誇っていた合唱作品の作曲家で、ルネサンス期のポリフォニーを基調としながら、バロックから古典派への橋渡し的な作品を数多く残しました。また、彼の作品には時折驚くほどの不協和音が含まれています。2017年にノース・サマセットで設立されたコスタンツィ・コンソートは、18世紀のローマの作曲家ジョヴァンニ・バッティスタ・コスタンツィの名を冠し、16世紀から20世紀までの知られざる作品の紹介に力を注いでいます。(2023/11/17 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0429 |
イギリスの王家に生まれながらも、王位奪還をせず、ローマの教皇領の枢機卿として生涯を全うしたヘンリー・ベネディクト・ステュアート(1725-1807)。17世紀の反革命勢力「ジャコバイト」は彼をイングランドとアイルランドの王であると見做したものの、本人はそれを認めることはなく、結婚もしなかったため、彼の代で血筋が途絶えてしまったことでも知られます。このアルバムは、枢機卿時代の彼に仕えた数多くの作曲家たちの作品が集められていますが、そのほとんどは現在忘れられてしまった人ばかり。しかし、どれもバロックの時代から古典派への橋渡しとなる魅力的な作品で、彼が「穏やかな枢機卿」として讃えられていたかがわかります。(2017/03/24 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0300 |