ヴェグリー, アニア
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このアルバムにはフォーレとメサジェ、ペルゴレージとバッハの4人の作曲家による「2つの作品」が収録されています。バッハは、生涯イタリアを訪問したことはありませんでしたが、この国の音楽には強い興味を持っており、パレストリーナの作品を演奏し、ヴィヴァルディの協奏曲を再構築したりと研究を続けていました。ペルゴレージの「スターバト・マーテル」もそんな作品の一つで、バッハは手書きのコピーからこの曲を学び、ついにはドイツ語の歌詞を付した「詩篇51番」に仕立て上げました。細部に手を入れたものの、曲自体はほとんど変更がなく、いかにバッハがペルゴレージを敬愛していたかがわかる編曲になっています。フォーレの「ヴィレルヴィルの漁師たちのミサ」は学生であったメサジェとの共作で、印象派風の和声を持つ伴奏はほとんどがメサジェの手によるものです。フォーレは後に自作の曲だけを再編成し「小ミサ曲」に作り替えるほど、この曲に愛着を抱いていました。(2017/01/25 発売)
レーベル名 | :Rondeau Production |
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カタログ番号 | :ROP6119 |
アントニオ・サリエリの師として知られる作曲家!ガスマンのアリア集最近、にわかに脚光を浴びている作曲家の一人、フローリアン・レオポルト・ガスマンのアリア集。ボヘミアのブリュックスで生まれ、地元の合唱団で音楽教育を受け、20代の終わりにはすでに歌劇を作曲、これをヴェネツィアの謝肉祭シーズンで上演していたという記録が残っています。歌劇の台本の多くは当時の名作家ゴルドーニによるもので、彼の歌劇はグルックを凌駕するほどの人気を獲得、1763年にはヨーゼフ2世が彼をウィーンに招き、1772年には宮廷指揮者に任命されるなど皇帝から多大なる信頼を寄せられました。しかし、活動の絶頂期であった1774年、馬車から落下するという不慮の事故に見舞われ、そのまま45歳の生涯を閉じてしまいます。現在、彼の名が注目されている一番の理由は、あのサリエリの師匠であったことでしょう。サリエリ人気の高揚に伴い、ガスマンの作品も聴かれるようになりつつあります。このアリア集は、あまり録音の多くないガスマン作品を知るためにふさわしい1枚。新進気鋭のソプラノ歌手アニタ・ヴェグリーの輝かしい声でお楽しみください。(2020/02/28 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :555057-2 |