ファルヴェイ, アッティラ
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ヴィヴァルディの協奏曲といえば、「四季」のような、弦楽合奏をバックとしたヴァイオリンの独演というイメージからすれば、当盤は意外な内容のものといえるかもしれません。チェンバロの通奏低音パートこそありますが、その他の登場楽器はすべて独奏として(バックとしての役割も兼ねながら)、華やかに活躍するといった、協奏曲と室内楽曲の中間体ともいうべき形態となっています。収録曲全曲に登場するリコーダーと各種管弦楽器が繰り広げる、絶妙な音色の対比を駆使した名人芸は千変万化で、ワンパターンのヴィヴァルディといったネガティヴなイメージを吹き飛ばす、爽快な作品たちといえましょう。(2006/02/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557215 |
シュポアの弦楽五重奏曲全集もついに完結編を迎えました。このジャンルにおける彼の最終作である第7番は、いよいよ深みを増し、協奏曲や独奏曲を思わせるような、第1ヴァイオリンの華やかな立ち回りはいつもどおりですが、そこはかとなくロマンティックな憂いの色が滲み出ています。やや先行して書かれた六重奏曲は、よりシンフォニックな志向をみせており、後に書かれた高名なブラームスの同編成の2曲にも匹敵する作品といえましょう。「ポプリ」(接続曲)も、やはり弦楽器5つ(独奏ヴァイオリン+弦楽四重奏)のために書かれたものですが、一転して若書きの娯楽系作品で、ロシア民謡とモーツァルトの「お手をどうぞ」が、楽しく華やかに展開されていきます。*Marco Polo 8.223600の再発売盤(2006/03/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.555968 |
ベートーヴェンは、やはり室内楽曲の核心ともいえる弦楽四重奏曲を世を問うことには慎重になったらしく、第1番の登場は作品18となっています。その代わりに、若きベートーヴェンが手を染めたのが弦楽三重奏曲の分野です。作品3は、モーツァルトの同編成のディヴェルティメントK.563と同じ調性、楽章数となっており、この偉大な先人を意識したものと言われています。セレナードも同様に多楽章形式をとっており、両曲ともにどちらかといえば、サロン風の娯楽性を意識した作品となっています。しかし決して内容の浅い作品ではなく、その趣味の良さと創意の豊かさには、さすがはベートーヴェンとうならされます。(2007/01/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557895 |
27~28歳。この頃のベートーヴェン(1770-1827)は次第に深刻となる耳の病に悩まされ続けていました。しかし、創作熱は衰えることなく、数多くのピアノ曲や室内楽が生まれていた時期でもあります。とはいえ、弦楽三重奏というスタイルはとても珍しく(ハイドンの曲は編成が違う)、なぜ彼が弦楽四重奏でなく、三重奏で、こんなにも充実した作品を書いたのかは良く分かっていません。弦楽四重奏に比べると、ヴァイオリンが1台少なくなるだけですが、透明度は飛躍的にアップし、スリリングな局面も多くなります。そうなると曲の仕上がりは奏者たちの腕にかかってきますが、そこは安心。名門コダーイ弦楽合奏団のメンバーによる納得の演奏です。これぞ知られざる名作。充実の響きをお楽しみください。(2011/03/16 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572377 |
2020年、生誕250周年を迎えたベートーヴェン。「最も偉大な作曲家」とみなされている彼の数多い作品の中から、誰もが知っている有名曲を中心に30作品を紹介いたします。最初に置かれたのは「交響曲第5番」の第1楽章。「運命はこのように扉を叩く」と語ったというエピソードこそ、近年は否定されていますが、それでもこの曲の強いインパクトは永遠に変わることがありません。ピアノ・ソナタ「悲愴」の第2楽章の美しい旋律や、愛らしい「エリーゼのために」の他、「シュテファン王」序曲や「コントルダンス」など知られざる名曲まで、NAXOSの幅広いカタログから選りすぐりの名作を3枚組としてお届けいたします。(2020/04/24 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.578350-52 |