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コール, ナット・キング(1919-1965)

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    ザット・クリスマス・フィーリング:オリジナル・レコーディング集 (1932-1950)

    “真冬のオールスター”、あるいは“聖夜のドリーム・チーム”と呼びたいコンピレーション・アルバムです。ロング・セラー中のロング・セラーとしてあまりにも名高いビング・クロスビーの<ホワイト・クリスマス>はもちろん、クリスマスをめぐる歌がこれでもかというほど、ぎっしり詰め込まれています。フランク・シナトラの<きよしこの夜>、スウィング時代にベニー・グッドマンと人気を二分したアーティ・ショウ楽団の<ジングル・ベル>をはじめ、ハートがあたたかくなる歌、賑やかで楽しいナンバー、敬虔な情感に満ちた楽曲など、全21曲を収録。ノスタルジー、そして色褪せることない古き良き時代の輝きと空気が実感できるディスクです。(2001/12/01 発売)

    レーベル名:Naxos Nostalgia
    カタログ番号:8.120564

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    ザ・キング・コール ・トリオ「トランスクリプションズ 第3集」 (1939)

    キング・コールのピアノは本当に素晴らしい。「粋」の一言。キング・コールは歌って富と名声を手に入れたのだろうが、ジャズ・ピアノ界は貴重な才能を失ってしまった。ルイ・アームストロングやグラディ・テイトは、歌と楽器が相乗的に本人の芸域を広げたといえるが、キング・コールやジョージ・ベンソンは、歌ったことで、その才能をポップス界に売り渡してしまったかのようだ。ここでの最高作は、インストの「ロゼッタ」。イントロや間奏で味わえる「粋」の精髄。キング・コールのピアノは、おそらく、トミフラとかアル・ヘイグに引き継がれてんですなあ。(2003/01/01 発売)

    レーベル名:Naxos Jazz Legends
    カタログ番号:8.120629

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    1950年のヒット曲集:「ミュージック!ミュージック!ミュージック!」オリジナル・レコーディングス

    冷戦、赤狩り、朝鮮戦争というキーワードが世界に重くのしかかっていた1950年にヒットしたナンバーを集めたアルバムです。20世紀の中間点ともいえるこの年、ジャズ界ではすでにスウィングからバップへと覇権が移り、ヒット曲のサウンドもますます多種多様に枝わかれしていた状態がよく分かります。不朽の名作《モナ・リザ》やショパンの旋律を用いた《ノー・アザー・ラヴ》など、ノスタルジーや感情に強く訴えかける作品がある一方で、フォーク・ソング、カントリー、リズミックなチューンも大ヒット。また、アントン・カラスのチター独奏による映画「第三の男」のテーマも一世を風靡しました。理屈抜きに楽しめる曲が勢ぞろいした一枚です。(2003/02/01 発売)

    レーベル名:Naxos Nostalgia
    カタログ番号:8.120637

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    ザ・キング・コール・トリオ:「トランスクリプションズ 第4集」1939-1940 フィーチャリング・ザ・ドリーマーズ

    キング・コールのピアノは実に上手い。フラナガンやアル・ヘイグに匹敵するほど指のバランスが良いし、タッチの粒立ちもいい。僕はバリー・ハリス聴くといつもあのタッチのキレの無さに嫌気がさすのだが、キング・コールは実に素晴らしい。ところで、オスカー・ムーアって、ギター上手いですね。改めて感心してしまった。トリオのメンバー全員がこうやって楽器も上手くて歌も歌える、というのは実にいいですね。イントロとエンディングがまた冴えてる。このあたり、(僕も含め)最近のピアニストは見習うべきですね。(2003/10/01 発売)

    レーベル名:Naxos Jazz Legends
    カタログ番号:8.120685

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    ザ・キング・コール・トリオ:トランスクリプションズ第5集 フィーチャリング・マキシン・ジョンソン1940

    何度も何度も書くけど、ナット・キング・コールのピアニストとしての素晴らしさは過小評価されている。このCDは、フィーチュアリング・マキシン・ジョンソンとか言って音程の良くない女の歌を収録していることが「売り」であるかのようだが、こんなモンどうでも良いのであり、ひたすらにキング・コールのピアノのイントロ、オブリガード、短いアドリブ・ソロに耳を傾けるべきCDである。特にイントロの上手さは、殆どトミフラやハンク・ジョーンズに匹敵しうる。いや、彼らが寧ろキング・コール並と言うべきか。(2004/04/01 発売)

    レーベル名:Naxos Jazz Legends
    カタログ番号:8.120705

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    ザ・キング・コール ・トリオ「トランスクリプションズ 第6集」 1941-1943

    キング・コール・トリオももう第6集です。聴き続けて気付いたことがあります。この「pf+g+b」編成のトリオで、相当に大きな鍵を握っているのは、ギターのオスカー・ムーアではないですかね。このトリオが曲をどうやってアレンジしているか判りませんが、多分、最初はキング・コールがリハ時にヘッド・アレンジでイメージを伝えながら、譜面に落とす段階までにはオスカー・ムーアのアイデアをだいぶ入れ込みながらやっているのではないかな。掛け合いや時々入るユニゾンのセカンド・リフ等は、寧ろオスカー・ムーアのギターを活かすような形になっている。三位一体トリオの名に恥じぬ。(2004/08/01 発売)

    レーベル名:Naxos Jazz Legends
    カタログ番号:8.120727

  • キング・コール・トリオ: 「ザッツ・ファット」オリジナル・レコーディングス 1943-1947

    (2006/10/01 発売)

    レーベル名:Naxos Jazz Legends
    カタログ番号:8.120826