ディアス, ロベルト
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何とも胸躍る4枚組。この中に古今東西の名弦楽器奏者たちの演奏がたっぷりと詰まっています。総勢69名の時代を超えた演奏家たち。演奏スタイルや解釈は時代によって異なりますが根底に流れている音楽への情熱は普遍です。咽び泣く音色、輝かしい音色、これぞ「琴線に触れる音楽」です。じっくりとお楽しみください。650ページを越える解説書(英語のみ)ではアッカルドからズッカーマンまで300人を越える演奏家たちのバイオグラフィが掲載されており価値ある資料として役立つものです。(2014/10/22 発売)
レーベル名 | :Naxos Educational |
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カタログ番号 | :8.558081-84 |
ヴァイオリンほど華やかではなく、チェロのような存在感はなく、コントラバスのようにジャズなどでも活躍することはなく、とにかく「地味な弦楽器」として扱われてしまうヴィオラ。しかし豊かな表現力と、味わい深い音色を持ち、オーケストラの中でも「中音域を支える立役者」として大切な役割を担っています。古典派以前の時代には、ヴァイオリンやチェロのようには独奏楽器として扱われることはあまりありませんでしたが、20世紀になると自らが優れたヴィオラ奏者だったヒンデミットを筆頭に、「ヴィオラのための作品」は数多く書かれており、現代ではコンサートホールでも中心的役割を果たすことができるようになりました。このアルバムではテレマンからウォルトンまで、多彩な作曲家によるヴィオラ作品を聴くことができます。(2019/08/30 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.578186 |
イギリス人指揮者、ルウェリン率いるノースカロライナ響のライヴ録音。グラミー賞受賞アーティストであるチェロのズイル・ベイリーがウォルトンのチェロ協奏曲と、後半の交響詩「ドン・キホーテ」のソリストを務めた話題のコンサートです。名チェリスト、ピアティゴルスキーの委嘱作で1956年に完成し、ミュンシュ指揮のボストン響で初演が行われたウォルトンの協奏曲は、全編に渡って弦楽器の特性を生かした息の長い旋律が歌われる抒情的な曲。一方、ドン・キホーテは独奏チェロを破天荒な主人公に見立てたストーリー展開を持つ作品。ヴィオラによるサンチョ・パンサを伴い、壮大な冒険物語が変奏曲形式で展開されるユニークな作品です。どちらもベイリーが大編成のオーケストラとともに雄弁な演奏を聴かせます。(2020/05/15 発売)
レーベル名 | :Steinway and Sons |
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カタログ番号 | :Steinway30156 |
独奏楽器としては著しく不遇なヴィオラですが、その理由の一つは、親しみやすいレパートリーに恵まれないことにあります。が!当盤はそういった状況に大いなる風穴を開けるNAXOS自信の一点です。ロマン派らしい美しく親しみやすい旋律、情熱と感傷、そして高い演奏効果を持つだけでなく、シリアスさにも事欠かないという、驚くべき作品たちが目白押しなのには、全く驚きです。ピアノの扱いも含めて、ブラームスやシューマンに比肩しうる、ロマン派屈指の室内楽曲といっても過言ではないでしょう(本当に!)。泡沫ヴィルトゥオーゾではなかったヴュータンの再評価にも、一石を投じたいものです!!(2002/09/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.555262 |
現代アメリカにおける最も注目されている作曲家の一人が、このジェニファー・ヒグドンです。彼女の「ヴァイオリン協奏曲」は2010年のピューリッツァー賞を獲得すると共に「パーカッション協奏曲」は同じ年のグラミー賞を受賞。世界中から賞賛が寄せられ、彼女の作品は世界中で演奏され、60枚以上のCDに録音されているということでもその才能は計り知れないものがあります。このアルバムには世界初録音の作品を2曲収録。2014年の「ヴィオラ協奏曲」は長らくの友人であるヴィオラ奏者ディアスのために作曲された作品で、彼女はその時に“ヴィオラの音はとても暗くて重い”ことに改めて気がついたのだそうです。そのため、ヴィオラから華麗な音色を導き出すための工夫をして出来上がったのがこの作品です。2005年のオーボエ協奏曲は20分程度の長さでありながら、オーボエの美しい音色を生かした聴き応えたっぷりの曲。アルバム・タイトルの「All Things Majestic-全ては壮大な」は2011年グランド・ティートン音楽祭からの委嘱作品。彼女の自然に対する愛と賛辞に満ち溢れた描写的な音楽です。(2017/03/24 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.559823 |
もともと渋い作品を書いていたブラームスですが、晩年になってその傾向は一層強まりました。ここに収録されたヴィオラ・ソナタは1894年に作曲されたもので、彼による最後のソナタ形式の作品でもあります。その少し前から創作意欲が衰えてしまっていたブラームス、一度は作曲活動を断念するのですが、1891年に名クラリネット奏者リヒャルト・ミュールフェルトと知り合い、彼の演奏に感銘を受けたことで、また「作曲するぞ」という気持ちが芽生えます。これによって生まれたのがクラリネット三重奏曲op.114とクラリネット五重奏曲op.115、そしてクラリネット・ソナタop.120でした。1895年1月7日にウィーンでミュールフェルトのクラリネットとブラームス自身のピアノによって行われ、その直後に、このアルバムに収録されたヴィオラ版として作曲家自身の手で編曲が行われました。まるで秋の高く澄みきった空を思わせる深い曲調が今でも広く愛されている名曲です。ヴァイオリン・ソナタ第1番の編曲版は、ハンガリーの奏者エルデーイの編曲によるものです。移調されているせいか、原曲の持つ落ち着いた美しさが一層強調されています。(2010/06/16 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.570827 |
史上最大のヴィオリストの一人であるプリムローズは、この独奏用レパートリーに恵まれない楽器のために、自ら編曲を行いました。もちろんヴィルトゥオーゾの作品だけに、名人芸的なパッセージも随所に聴くことができますが、それだけでなく、いかにもヴィオラらしい、ちょっとくすんだような中声部の音色の魅力を、素直に活かすように書かれているのは流石といえましょう。例えばヴィラ=ロボスのアリアなど、ソプラノによって歌われる原曲とは一味違った、男性的な魅力が前面に出てきています。プリムローズ自身が使用していた、アマティの銘器の威力も素晴らしく、特にヴィオラ・ファンには必聴のマスト・アイテムです。(2006/08/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557391 |
ニュージャージー生まれの作曲家若きレシュノフは、早くからその才能を嘱望され国際的な活躍をしています。オーケストラ作品を始め、室内楽作曲家としても名高く、多くの団体や演奏家が彼に作品を委嘱し、新作が次々と演奏されているのです。このアルバムに収められた3つの作品は、彼の資質をよく表しており、現代的な感覚の中にどこか懐かしさを秘めた聴きやすいものです。指揮者スターンの依頼で書かれた5つの楽章からなる「交響曲第1番」は、ベートーヴェンの「第9」に込められたメッセージと同じく、全ての人間を賛美するために書かれています。グレゴリオ聖歌や、ギョーム・デュファイのミサ曲、17世紀のユダヤ教の典礼、など様々なモティーフを用いながら、新しく構築された音楽は、得も言われぬ感動をもたらすことでしょう。現代アメリカの名手2人がソロをつとめる「二重協奏曲」は、神秘的な音の中にも躍動感が溢れています。タイトル通りのせわしなさが楽しい「ラッシュ」もオススメです。(2011/01/12 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.559670 |