ロズ, ボレッテ(1979-)
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17世紀の終わりから18世紀の初め、デンマーク=ノルウェー王として在位したフレデリク4世。治世していた時代のほとんどは戦いに明け暮れ、その際に国力も低下したのですが、終戦後に貿易と文化が復興し、王は当時の高名な音楽家、グラウプナー、シャイベ、グラウン、ラウルらをデンマークに呼び、多くの作品を演奏させたのです。また彼の娘シャルロット・アマーリエのために舞曲の数々を作らせて「コレクション」としました。これらのデンマーク由来の作品は、現在ではほとんど演奏されることがありませんが、今回リコーダーの名手ボレット・ロードと、ポーランドのバロック・アンサンブル「アルテ・デイ・スオナトリの見事な演奏で、これら歴史的な財産を蘇らせることができました。(2013/08/21 発売)
レーベル名 | :Dacapo |
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カタログ番号 | :6.220630 |
デンマーク生まれのリコーダー奏者ボレッテ・ロズ。2004年のソロ・デビュー以降、国内外で数多くのコンサートを行い、デンマークの権威ある音楽賞も獲得、デビュー直後にデンマーク国立放送の“アーティスト・イン・レジデンス”に選ばれるなど、才能を高く評価されています。彼女のONDINEでのデビュー・アルバムはフランス・ブリュッヘン(1934-2014)の編曲によるJ.S.バッハの作品集です。バッハは室内楽や声楽曲には好んでフルートを用いましたが、「無伴奏フルートのためのパルティータ イ短調 BWV1013」以外には、無伴奏フルートのための作品を残しておらず、室内楽でもフルートが使われている作品は偽作を含めても少数だけしかありません。その上、当時の他の作曲家、ヴィヴァルディやテレマンのようなリコーダーのための作品はほとんど書かれていません。リコーダー奏者がバッハを演奏する手段はないのでしょうか?/そのためには他の楽器のために書かれた作品を編曲することが必要となります。20世紀の名手ブリュッヘンは「無伴奏チェロ組曲」から前半の3曲と、無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータから11楽章を選び、リコーダーのために編曲を施しました。ロズは「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ」では曲によってリコーダーを替え、「無伴奏チェロ組曲」では調性を変更することで、音色と響きに細心の注意を払いつつ、全ての曲を完璧に演奏しています。(2018/08/24 発売)
レーベル名 | :Ondine |
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カタログ番号 | :ODE1323-2D |
デンマークのユニークな作曲家ベルイの静かな作品集です。メシアンに影響を受け、ケージやブーレーズ、そしてシュトックハウゼンらと戦後ヨーロッパの「現代音楽」の発展に勤しんだ彼の作品は、デンマークを中心に最近評価が高まりつつあります。このアルバムに収録されたのは十二音技法を駆使した1950年代の実験的な曲と、晩年の作品です。謎めいたタイトルに負けず劣らず、謎めいたギターの爪弾き。ここから無機質な美しさを見つけ出す楽しみを味わってみてください。(2009/08/26 発売)
レーベル名 | :Dacapo |
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カタログ番号 | :8.226526 |