フェリアー, キャスリーン(1912-1953)
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ナクソス・ヒストリカルのシリーズで発売されている、たくさんの歌手たちの録音を選りすぐって、ベスト盤としてご紹介するものです。1861年生まれのネリー・メルバから1922年生まれのレナータ・テバルディまで、ソプラノ11人、メゾ・ソプラノとコントラルト2人、テノール8人、バス2人の計23名の名歌手たちが20世紀の前半に録音した音源を集めています。彼らの時代は多種多様な発声や解釈がそれぞれに花開いた、歌唱の黄金時代でした。オーストラリアからロシアまで、世界各地各時代の、独自の個性と芸風をお楽しみください。(山崎浩太郎)(2003/11/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110781-82 |
20世紀前半を代表するコントラルト歌手キャスリーン・フェリアー。41年という短い生涯の間に数々の名唱を遺し、これらの録音は現在でも広く愛されています。このアルバムは、彼女が歌うあまり知られていない英国歌曲を収録。これらの中で、もっとも初期の録音は1946年に録音されたブリテンの《ルクレシアの凌辱》の「花の歌」で、以降、1953年に彼女が亡くなる9か月前までの様々な時期の歌唱が収録されています。これらはどれもDECCAとBBCのために録音された音源ですが、レノックス・バークリーの「アビラの聖テレサの4つの詩」はこれまでに発表されたことがありません。アルバムに添えられたブックレット(英文)を執筆したのは、現在「キャスリーン・フェリアー賞」の管財人を務めるバリトン歌手、トーマス・アレン。作品の解説とともにフェリアーの類まれなる才能とその歌唱に改めて光を当てています。(2021/02/19 発売)
レーベル名 | :SOMM Recordings |
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カタログ番号 | :ARIADNE5010 |
イギリスが誇る名歌手キャスリーン・フェリアが歌うバッハの名唱集。マニフィカトは初出音源となります。これは1950年、彼女が初めてウィーンを訪れた際に行われた国際バッハ・フェスティヴァルによる「バッハ没後200年」記念公演の録音で、この時にはロ短調ミサ曲と、マタイ受難曲、そしてマニフィカトが演奏されました。フェリアにとってバッハは大切なレパートリーでしたが、マニフィカトだけはあまり歌う機会がなく、この公演の前に一回だけ歌った(1949年7月、アムステルダム・コンセルトヘボウにて)記録はあるものの、これ以降は二度と歌わなかったという演目でした。マタイ受難曲とミサ曲は、何度かアルバムとしてリリースされものの、このマニフィカトだけはなぜか忘れられており、演奏から68年後にようやく録音が発見され、今回のリリースとなりました。しみじみとした歌声がきわめて魅力的です。(2019/06/28 発売)
レーベル名 | :SOMM Recordings |
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カタログ番号 | :ARIADNE5004 |
20世紀最大の名歌手キャスリーン・フェリアー。彼女の歌うこの「マタイ受難曲」は伝説的名演として語り継がれているものです。この録音はDECCAの企画で1947年にセッションが始まったのですが、当時としてはあまりにも大曲であったためか、彼女の契約の関係で年内に録音が完了することはなく、完成はその翌年まで持ち越されました。この入念な準備に裏打ちされた演奏、もちろん完成度の高さには目を見張るものがあります。当時バロック音楽のオーソリティであった指揮者ジェイクスを始め、英国を代表する名歌手たちを総動員したこのバッハは、作曲家の心を伝えるとともに、現代を生きる人々にとっても宝物となることでしょう。(2012/03/14 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.111373-75 |
06年8月3日、エリーザベト・シューマン、ロッテ・レーマンの後継として、ドイツ・リートの第一人者の位置に立ち、また美貌を兼ね備えたオペラのプリマとして活躍したシュヴァルツコップフが亡くなりました。ドイツ語の正確なディクションと抑えめがちな表現、そしてやや深みのある美しい声は、ヴォルフ、R.シュトラウスで最も高い評価を受けました。オペラ、合唱においては力業にはよらなくとも圧倒的な存在感を示しました。フルトヴェングラーの指揮の下でソロを務めたバイロイトでの「第9」、そしてこのカラヤンによる「ロ短調ミサ」での歌唱は、ファンの中では伝説に近い名唱として語り継がれていくことでしょう。ボーナス・トラックには、エリーザベト・シューマンやフェリアなどの、往年の大歌手達の貴重なソロが収録されています。(2006/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.111053-54 |
41歳で早世してしまった英国の伝説的アルト歌手、キャスリーン・フェリア。彼女の深く柔らかい声で歌われる英国民謡は、子供を見つめる若い母親の眼差しのような優しさのこもったもの、ただ聞いているだけで、心の奥の軋んだ扉が開放されるような感動が広がってきます。かのDECCAのカリスマ・プロデューサー、ジョン・カルショーもその著で「単純さと正直さこそが本質であるこの歌に、キャスリーンは苦もなく生命を吹き込むことができたのだった」と大絶賛しています。良質な英国LPからマーク・オバート=ソーンが新たに復刻したバランスの良い音質もうれしい限り。(2005/06/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.111081 |
ソプラノがヒロインの声ならば、アルトは母声。フェリアの声はその温かみと馥郁たる豊かさに満ちた、まさに「母なる声」でありました。シューマンで聴かせる喜び、悲しみも、フェリアの声にかかれば決して取り乱したものにはならず、余裕を持った趣で彩られたのでした。ブラームスの歌曲の中でもトップクラスの録音数を誇りかつ人気の高い「アルト・ラプソディ」。数多い録音の中で、フェリアのCDほど歌詞に秘められた悲しみ・憂いが粛々と表現されたものがあるでしょうか?(2004/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.111009 |