ホルヴァート, ニコラス
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1902年にブダペストでユダヤ系の家庭に生まれたパール・ヘルマン。1915年から1919年にかけてフランツ・リスト音楽院でバルトークとコダーイから作曲を学び、室内楽の教師であったレオ・ヴァイネルの元で最初の作品を書いています。チェロは名教師アドルフ・シッファーに指導を受け、学生時代から頻繁に演奏を行い、16歳の時にはチェロ奏者として世界的な活動を始めました。作曲家としても数多くの作品を発表しましたが、1944年にナチスに捕われ早世、その作品も破棄されてしまい、出版されたのは2作だけでした。現在、遺された作品の収集が進められており、このアルバムには様々なピアノ曲や、オルガン曲、リコーダー・アンサンブルや彼が興味を示していたリュートやチェンバロ作品などの器楽作品の他、いくつかの歌曲が収録されています。チェロの名手であったヘルマン自身が編曲したシューベルト、ショパン作品も聴きどころです。(2024/03/29 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0623 |
19世紀に活躍したエストニアの作曲家、ヘルマンの作品集。音楽だけでなく、言語学にも長けていた彼はエストニア初の百科事典を編纂したことでも知られ、当時のエストニア国民運動の代表者の一人として尊敬されていました。しかし、数多くの合唱作品を書いたにもかかわらず、作曲家としてはあまり評価されず、とりわけピアノ曲は全くと言ってよいほどに、無視され続けています。このアルバムにはヘルマンが残した全てのピアノ曲を収録。美しい旋律にエストニア民謡の要素を融合した魅力的な作品は、どことなくショパン、グリーグを思わせます。現代作品を得意とするピアニスト、ホルヴァートが感情豊かに演奏しています。(2018/10/17 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0418 |
エストニア生まれのラーツは、タリン音楽院に学び1957年に卒業、エストニアの放送局でラジオ・プロデューサーやテレビの音楽監督を務め、1960年代から70年代には多数の映画音楽の作曲を手掛けています。エストニア音楽院では教授も務め、1957年からは作曲家協会のメンバーにも名を連ねています。/8曲の交響曲を始め、多数のピアノ曲を作曲していますが、その中でも半世紀に渡って書き続けられている10曲のピアノ・ソナタは洗練されたスタイルの中に、時折激しい不協和音が登場するなど遊び心があります。「私は制約されたシステムが好きではなく、音楽的な素材を集め、フィルタリングし、必要に応じて感情の赴くままに展開していくのが好きだ」と語るラーツの言葉通りの多彩なソナタを、ラーツ作品の良き理解者であるホルヴァートが演奏しています。(2017/05/26 発売)
レーベル名 | :Grand Piano |
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カタログ番号 | :GP765 |
アメリカにおける伝説的な実験音楽作曲家アルヴィン・ルシエ。来日経験もある彼の作品は、常に「新しい芸術」として高く評価されています。このアルバムは、ルシエ自身がピアニスト、ホルヴァートに「ピアノのための型破りな曲を演奏しませんか?」と持ち掛けたことから生まれた作品「MUSIC FOR PIANO WITH SLOW SWEEP PURE WAVE OSCILLATORS XL」を収録した1枚で、Slow Sweep Pure Wave Oscillatorsとは「正弦波」を出力する発信器(オシレーター)のこと。ルシエはこれまでもこの機器を用いた作品をいくつか発表しています。ここでは2台のオシレーターを使用し、ピアノの打鍵から生まれた響きに独特な「うなり」(beat)効果を加えることで、謎めいた音響が次々と生み出されました。音色の探求は64分間に及ぶ長丁場ですが、ホルヴァートは楽しみながらこの作品を創り上げています。(2021/02/19 発売)
レーベル名 | :Grand Piano |
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カタログ番号 | :GP857 |