メリキャン, ハイク
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アルメニアを代表する作曲家の一人、アルチュニアンのピアノ作品全集。アルメニアの民族音楽の伝承に根ざした豊かな情感を持った彼の作品は、ショスタコーヴィチが絶賛したことでも知られ、日本でも近年人気が高まっています。幼い頃から楽才を示したアルチュニアンは、アルメニアからモスクワに留学、じっくりと音楽を学んだ後、故郷エレバンに戻り、1954年にアルメニア・フィルハーモニー協会の芸術監督に就任、またエレバン音楽院で作曲の指導をはじめ、1977年には教授となり1990年までこの地位に留まり、数多くの後進を育て上げたことでも知られています。彼の代表作である「トランペット協奏曲」は超絶技巧を駆使した華やかな曲想が人気ですが、アルチュニアン自身が優れたピアニストであったこともあり、そのピアノ曲も技巧的で、曲によってはショスタコーヴィチを思わせるようなシニカルな佇まいを持っています。(2017/02/24 発売)
レーベル名 | :Grand Piano |
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カタログ番号 | :GP718 |
このアルバムは、6人のアルメニアの作曲家たちの70年間にわたるピアノ曲を収録した1枚。16世紀から20世紀初頭にいたるまでオスマン帝国の支配下にあったアルメニアではイスラム風のエスニックな音楽が発展。アルバムの中で最も初期に書かれたチェボタリアンの前奏曲には、とりわけトルコ音楽の影響が強く、特徴的なリズムと色彩豊かなハーモニーを備えています。しかし20世紀後半になると、前衛的な要素が融合されはじめ、1971年に書かれたミルゾイアンの「詩曲」やマンスリアンの「3つの小品」ほぼ無調で書かれており、時代の潮流が見てとれるでしょう。21世紀になると更に作曲家たちの個性が反映された作品が数多く書かれています。アルメニア出身のピアニスト、ハイク・メリキャンによる作品への共感溢れる演奏でお聴きください。(2020/11/13 発売)
レーベル名 | :Grand Piano |
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カタログ番号 | :GP845 |
アルメニア、エレバン出身の作曲家&ピアニスト、ババジャニアン(1921-1983)。両親は音楽家ではありませんでしたが、父はアルメニアの民族楽器を演奏するなど、とても音楽的な雰囲気を持った家庭で育ちました。1938年にモスクワに移住、グネーシン音楽大学でエレナ・グネーシナからピアノを学び、ヴィサリオン・シェバーリの作曲のクラスで学びます。彼はソ連の作曲家ユニオンのメンバーとなり、ハチャトゥリアンとショスタコーヴィチのサポートを受け、1948年にはモスクワ・チャイコフスキー音楽院を卒業。その後はアルメニアに戻り、祖国の音楽の発展のために力を尽くします。音楽家の友人も多く、なかでもチェリスト、ロストロポーヴィチは彼の音楽を心から賛美していたことでも知られています。そんなババジャニアンの音楽は、強い民族性が感じられるもので、どれも劇的であり、鋭さと歌心に満ちています。「6つの絵」から匂い立つアルメニアの風に頬をくすぐられる感触は一度味わったら忘れられません。(2014/03/26 発売)
レーベル名 | :Grand Piano |
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カタログ番号 | :GP674 |