プロコフィエフ, セルゲイ(1891-1953)
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20世紀前半から半ばに欠けてはピアノの演奏スタイルが変動した時期でした。リストなどの流れを直接くむロマンティックな派(フリードマンやレヴィーンなど)やその衣鉢を継ぐ者(ホロヴィッツ)に加え、新思考(プロコフィエフ)や原典主義(シュナーベル)も台頭し、やがては現代につながるスタイルが現れてきました。スタイルは様々あれど、いずれも個性的かつ巨匠の風格をもった演奏家達でありました。このCDに収められているのは、そうした各様式・時代の象徴ともいうべき名ピアニスト達の演奏の数々です。(2003/11/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110783-84 |
ピアノはもともと弦をハンマーで叩くことによって音を出す構造なのだから、打楽器として扱えばいい。プロコフィエフの提唱したこの理論は、まさに反ロマンティシズムの先鋒とでも言うものでした。胸のすくような推進力、当時としては斬新な不協和音、デジタル的リズム。これら新種のピアニズムを満たした作品を、プロコフィエフは苦労の跡も見せず、弾ききっています。しかし同時に小品に垣間見られる甘美なメロディーなどは19世紀的なアプローチで、とりわけ旋律線の絶妙な歌わせ方は、ピアニストとしての彼の力量の高さを物語っています。(2001/11/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110670 |