デュボワ, シリル
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【美しく瀟洒な音楽、優美な舞台衣装、メサジェの傑作喜劇オペラの映像登場!】 (初映像化)街の名士、公証人のアンドレは、歳の離れた美貌の妻ジャクリーヌの貞操が心配でなりません。その街にやって来た連隊の新任隊長クラヴァロッシュは希代の女たらし、直ちにジャックリーヌに目をつけ彼女の寝室に忍びこみます。同じ頃、純情な田舎の青年フォルテュニオが公証人見習いとしてアンドレ家にやって来て、ジャックリーヌに一目惚れ...1907年6月オペラ=コミック座で初演されたメサジェの《フォルテュニオ》。19世紀前半に活躍したフランス・ロマン主義の詩人・作家ミュッセの戯曲「燭台」に基づいた台本に、当時オペラ=コミック座の指揮者、作曲家として活躍していたメサジェが軽やかで美しい音楽を作曲。この《フォルテュニオ》は同劇場の人気演目となったのですが、第二次大戦後は忘却の淵に沈んでしまいます。その後、50年の時を経てメサジェ再評価の機運が高まり、2009年のシーズンに、この作品はオペラ=コミック座のレパートリーに返り咲きました。本映像では、美貌のヒロイン、ジャクリーヌをソプラノのアンヌ=カトリーヌ・ジレ、素朴な青年フォルテュニオをテノールのシリル・デュボワら充実した歌手陣が歌唱演技を繰り広げ、ルイ・ラングレーの練達のタクトに導かれたシャンゼリゼ劇場管弦楽団の軽快で伸びやかな演奏が華を添えています。クリスチャン・ラクロワによるベル・エポックを彷彿とさせる優美な舞台衣装も見どころ。(2020/10/23 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :2.110672 |
【待望すぎる古楽器初録音! リュリとワーグナーを繋ぐグルック快挙の傑作】オーストリア出身のグルックによる《オーリードのイフィジェニー(アウリスのイフィゲニア)》は彼のパリ進出の成功を決定づけた重要作品で、リュリが確立したフランス・オペラにおいて新境地を拓いた傑作。ワーグナー編曲版で序曲だけ単独演奏されることも少なくありませんが、グルック自身の想定した姿に迫る古楽器での全曲録音CDはなぜか全くありませんでした(ミンコフスキ指揮は映像ソフトのみ、ERATOのガーディナー盤はリヨン国立歌劇場管弦楽団との現代楽器演奏、OEHMSのシュペリング盤はワーグナー編曲版)。その渇を潤して余りある当録音は、近年ハイドンの『パリ交響曲集』やモーツァルトの後期作品の録音でシーンを賑わせるフランスの古楽器集団ル・コンセール・ド・ラ・ロージュによるもの。指揮者ショーヴァンは細部まで徹底して作曲家の企図を読み解き、ソリストも初演歌手たちの個性をふまえて選出、後に付加された女神ディアーヌ降誕の場面は大道具での劇的効果をきらったグルックの考えに沿うよう排し、神官カルカスへの託宣でフィナーレが導き出される初演版を採用(この版も当盤が世界初録音)。随所で存在感をあらわす合唱もヴェルサイユの精鋭陣が見事に歌い上げます。レチタティーヴォとアリアが延々交互に続く形式を避け、オペラ全体を一続きの音楽として通作する「改革オペラ」の真骨頂、名歌手たちのドラマティックな歌唱と迫真の古楽器演奏でじっくりお楽しみ下さい。(2024/10/04 発売)
レーベル名 | :Alpha |
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カタログ番号 | :ALPHA1073 |
【ラロの野心的オペラ、国際的なベスト・キャストによる迫真の新録音登場!】カルナック王子率いる隣国との戦争がついに終結しようというイスの国が舞台。和平条約の条件は、カルナック王子がイスのマルガレード王女と結婚すること。しかし彼女が愛していたのは、妹ローゼンの許嫁であるミリオでした。この叶わぬ恋が復讐心を煽り、やがて恐ろしい洪水を引き起こすことになります。歌劇での成功を目指していたエドゥアール・ラロはこの物語にインスピレーションを大いに刺激され、緊迫感あふれる劇的な展開を音楽で見事に描き出しました。登場人物たちは激しい情熱に突き動かされ、ワーグナーの影響を強く受けた色彩豊かなオーケストレーションがこれを支えます。中でもマルガレードは、フランス・ロマン派のオペラにおいて最も成功した役の一つに数えられるべき存在でしょう。本作は1881年の完成後演奏の機会に恵まれませんでしたが、ついに1888年パリで初演されて大成功を収め、その後フランス国内外で再演されるたびに熱狂的な反響を呼びました。上演時間はわずか2時間足らずでありながら、描かれる場面は実に劇的。ブルターニュの祭り、サン・コランタンの超自然的な顕現、オルガンの響きに包まれる結婚式、そしてクライマックス──その荒れ狂う表現は、圧倒的な迫力を持っています。1957年のクリュイタンスによるEMI盤以降、決して録音に恵まれているとは言えないこの作品に、ハンガリーから突如新録音が登場。フランス勢の生きの良い歌手たちに加え、マルガレードを演じるのはアメリカの大物メゾ、ケイト・アルドリッチ、指揮はバロックを皮切りにロマン派、現代まで高いクオリティで聴かせ評価を得ているジェルジ・ヴァシュヘジという万全の布陣です。19世紀音楽の再評価に意欲的なロマン派フランス音楽センター(パラツェット・ブリュ・ザーネ)のお墨付きの実に刺激的な演奏。ハードカバー型ブックレットには歴史的なステージの書き割りなどの資料の他、フランス語と英語による詳細な解説とリブレットを掲載しています。この作品の新たな決定盤といえそうです。(2025/05/09 発売)
レーベル名 | :Bru Zane |
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カタログ番号 | :BZ1060 |
【大御所グルックが最後に放った不遇な傑作。ニケが精彩鮮やかに蘇らせる!】「驚愕の一言です!もう本当に。“パリでもウィーンでも失敗”と聞けば、グルックもさすがに晩年は霊感が枯渇してしまったに違いない……などと思ってしまいますが、実態は全くそうではありませんでした。あくまで当時の目まぐるしい流行の変化の中、人々が感じた第一印象の問題だったのです。」(エルヴェ・ニケ/原盤解説より)バロック期以来のイタリア・オペラ作法への違和感から、作品全編がオーケストラと共に一貫性ある物語を紡ぎ出す独特な歌劇を確立、後年のワーグナー楽劇の先駆ともいうべき「改革オペラ」の語法を大成させたグルック。ウィーンの神聖ローマ皇室で絶対的信頼を得た後、マリー=アントワネットの導きで訪れたパリでも注目され、フランス・オペラの世界でも新しい模範となりました。しかし最後の完成作《エコーとナルシス》はパリでもウィーンでも驚くほど上演回数が伸びず、失敗作との印象からか後世にも顧みられる機会が少なく録音物さえ滅多にありません。18世紀のフランス語オペラ復権に精力的なエルヴェ・ニケは今回、ルネ・ヤーコプス指揮の1987年録音以来40年近く全曲録音がなかったこの幻の重要作と正面から向き合ってみて、上に引用した通り作品本来の充実度に驚きを禁じ得なかったとのこと。神々の呪いによりナルシスは水面に映った自分の姿に恋焦がれ、エコーは他者の言葉をオウム返しに語る以外に話せなくされたがゆえにナルシスへの思いを伝えられない……物語を味わい深く描き取ったグルックの音楽はクラリネットを含む管楽器群を生かした色彩感にあふれ、ニケのタクトで起伏豊かな解釈を聴かせるル・コンセール・スピリチュエルの演奏はまさしく抒情的の一言。最前線歌手二人がつとめる表題役の頼もしさに加え、ニンフらを演じる女声歌手たちも精彩に富んだ音楽の機微をよく伝えてくれます。グルックの晩年を見直す好機となりそうな待望のリリースと言えるでしょう。(2023/08/25 発売)
レーベル名 | :Château de Versailles Spectacles |
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カタログ番号 | :CVS095 |
【フランスにイタリア様式を根づかせた要人が自ら見せた、驚くべき作曲手腕!】太陽王ルイ14世の政策で自国の音楽様式が強く推奨されてきたフランスにあって、王の甥にあたるオルレアン公フィリップ2世は若い頃からイタリア様式の音楽を偏愛。イタリア人作曲家たちを同国に招き、太陽王歿後はルイ15世の幼少期を摂政として支える傍ら、晴れてイタリア音楽をフランスに流行させ、伊仏両様式の融合に大きく寄与したことで知られています。このオルレアン公が自ら作曲も学び、カンタートや抒情悲劇など充実した作品を書き残していたとは! 研究の進展で全曲演奏が可能となったオペラ《アルミードの顛末》は、ヘンデル《リナルド》やリュリ《アルミード》に語られる文豪タッソの傑作『解放されたエルサレム』の重要なエピソードを軸に、恋するクロリンダを殺めてしまったタンクレーディも登場、イスラム勢力とキリスト教徒たちの相克と恋の行方を起伏豊かな音楽で綴ってゆく充実作となっています。フランス古来の様式を踏襲しながら歌心豊かなイタリア様式を大きく取り入れたその音楽は、管楽器のソロなど器楽パートの妙にも目を見開かされる瞬間に事欠きません。地中海とフランスのバロック声楽に圧倒的な適性をみせるアラルコンの指揮のもと、撥弦のキート・ガートやモニカ・プスティルニク、大ヴェテランのコントラバス奏者エリック・マトートら俊才揃いの器楽勢に支えられ、フランス随一の名歌手たちが縦横無尽に活躍。フランス音楽史の思わぬ1頁に驚かされる全曲録音です。(2025/03/14 発売)
レーベル名 | :Château de Versailles Spectacles |
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カタログ番号 | :CVS125 |
【ラモー登場前夜のフランスを魅了した才人のデビュー作を最前線の気鋭指揮者が蘇らせる!】21世紀に躍進する20代指揮者の一人で、すでにヴェルサイユ宮殿王室歌劇場を中心にフランスの古楽シーンや歌劇界で大きな注目を集めるヴァランタン・トゥルネ。Chateau de Versaillesレーベルでの好調リリースが続きますが、今回はフランス歌劇史上、時代の狭間に燦然と輝いた幻の傑作の全曲録音です。太陽王ルイ14世亡き後、オルレアン公摂政時代(1715-1723)が終わり若きルイ15世の親政が始まる1723年に初演された《ギリシャとローマの祝祭》は、純然たるフランス様式にイタリア風の要素を大きく取り込んだ音楽がパリを沸かせていた当時の世間の好みをよく捉え、間髪入れず再演が重ねられた人気作。その後の歌劇界を席巻することになるラモーの登場後も頻繁に上演され、人気歌手ジェリオットの持ち歌を増やすなど折々の微調整を重ねて定番演目に残り続けました。作曲者コラン・ド・ブラモンはポルポラやタルティーニと同世代で、ド・ラランドの歿後に跡を継ぎ王室音楽総監督の座に就いた重要作曲家。カンタートなど小規模作品は折に触れ紹介されていたものの大作の録音は滅多になく、初期の最重要作と言ってもよいこの傑作英雄舞踏劇をバロック歌劇に通じた俊英トゥルネの指揮で全曲聴けるのは画期的です。メロディアスな歌の合間に充実した舞曲楽章が盛り込まれた作品の魅力を最大限に引き出すべく、ブロンディーヌ、カルパンティエ、ヴィチャクら躍進めざましい歌手たちに気鋭の古楽器オーケストラも絶妙の様式感で応え、オリュンピアの競技会ほか有名な古代ギリシャ・ローマの三つの祭典を舞台に、王女や英雄たちが繰り広げる恋物語を起伏豊かに聴かせます。2024年パリ・オリンピックに沸くフランスならではのアルバム。(2024/05/24 発売)
レーベル名 | :Château de Versailles Spectacles |
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カタログ番号 | :CVS141 |
【美しく瀟洒な音楽、優美な舞台衣装、メサジェの傑作喜劇オペラの映像登場!】 (初映像化)街の名士、公証人のアンドレは、歳の離れた美貌の妻ジャクリーヌの貞操が心配でなりません。その街にやって来た連隊の新任隊長クラヴァロッシュは希代の女たらし、直ちにジャックリーヌに目をつけ彼女の寝室に忍びこみます。同じ頃、純情な田舎の青年フォルテュニオが公証人見習いとしてアンドレ家にやって来て、ジャックリーヌに一目惚れ...1907年6月オペラ=コミック座で初演されたメサジェの《フォルテュニオ》。19世紀前半に活躍したフランス・ロマン主義の詩人・作家ミュッセの戯曲「燭台」に基づいた台本に、当時オペラ=コミック座の指揮者、作曲家として活躍していたメサジェが軽やかで美しい音楽を作曲。この《フォルテュニオ》は同劇場の人気演目となったのですが、第二次大戦後は忘却の淵に沈んでしまいます。その後、50年の時を経てメサジェ再評価の機運が高まり、2009年のシーズンに、この作品はオペラ=コミック座のレパートリーに返り咲きました。本映像では、美貌のヒロイン、ジャクリーヌをソプラノのアンヌ=カトリーヌ・ジレ、素朴な青年フォルテュニオをテノールのシリル・デュボワら充実した歌手陣が歌唱演技を繰り広げ、ルイ・ラングレーの練達のタクトに導かれたシャンゼリゼ劇場管弦楽団の軽快で伸びやかな演奏が華を添えています。クリスチャン・ラクロワによるベル・エポックを彷彿とさせる優美な舞台衣装も見どころ。(2020/10/23 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :NBD0119V |
【シリル・デュボワが魅せる!フランス・ロマン派の知られざる美しきアリア集】バロックからロマン派まで、フランス・オペラを中心に目覚ましい活躍をみせるフランスのテノール、シリル・デュボワによる、19世紀のフランスに於けるオペラ・アリアを集めたアルバム。ドニゼッティがパリで作曲した《連隊の娘》や、トマの《ミニョン》、ドリーブの《ラクメ》など有名な作品はほんの一握りで、現在では全曲はおろかその一部の演奏も珍しくなってしまった数々のオペラのアリアが収録されているのがポイントですが、さらには、それらがたいへん魅力的であることに驚かされます。豊かな表現力と高度なテクニック、余裕のある高音の張りなど、デュボワの実力が作品の美しさを十二分に引き立てており、こちらもフランス・オペラのスペシャリストであるピエール・デュムソーの棒もオーケストラ全体をたっぷりと歌わせて、その歌唱にぴたりと寄り添っています。(2023/03/10 発売)
レーベル名 | :Alpha |
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カタログ番号 | :ALPHA924 |
【早熟の天才作曲家が初めて手掛けた歌劇、ニケによる世界初録音】わずか12歳で作曲した「私の詩に翼があったなら」が最大の有名曲という早熟の天才、レイナルド・アーンが23歳の頃に手掛けた最初の歌劇。フランス19世紀の異国もの文学で絶大な人気を誇ったピエール・ロチがタヒチで書いた著作をヒントに、ポリネシアの島を牧歌的に描いたオペレッタです。豪華なメンバーによる初録音。Bru Zaneならではの図版満載の英仏2言語ブックレットも充実しています。(2020/10/30 発売)
レーベル名 | :Bru Zane |
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カタログ番号 | :BZ1042 |
【ベルリオーズ、ワーグナー絶賛のオペラをニケが蘇演!】中世十字軍の時代、キプロス王国に実在した女王カタリーナ・コルナーロを主人公とし、政治に翻弄された生涯に恋愛事情を掛けた物語。1441年、ヴェネツィア共和国とキプロス王国が舞台。ヴェネツィア貴族アンドレア・コルナーロの娘カタリーナは、フランスの騎士ジェラールとの結婚を間近に控えながら、評議会の一員で政略的に立ち回るモチェニーゴの差し金によりキプロスの王リュジニャンのもとへ嫁ぐことになります。命を狙われ身を隠したジェラールでしたが、彼を救ったのが実は身分を隠したリュジニャンその人であり、二人は正体を明かさぬまま兄弟の絆を結びました。カタリーナの婚礼の場で復讐を果たそうとしたジェラールでしたが、結婚相手の王に手を掛けようとしたその時、それが命の恩人リュジニャンであることを知ります。リュジニャンもまた驚きながら、捕らえられたジェラールの命を救い牢に繋ぎました。2年が過ぎたころ、リュジニャンは原因不明の病に罹り、死が間近に迫っていました。彼は妃のカタリーナが、刑の執行を免れたジェラールをまだ愛していることを知っており、二人が今後幸せを掴むことを望むようになっていました。やがてジェラールがマルタ島の騎士として現れ、リュジニャンの病はヴェネツィアの謀略であること、今ならばまだ救う方法があることを告げますが、それを聞いたモチェニーゴは時既に遅しと、権力を自分に譲ることをカタリーナに迫ります。全てはヴェネツィアと彼の策だったのです。しかしカタリーナはジェラールの協力を得て、無事にヴェネツィアの侵攻を抑えることに成功し、モチェニーゴは捕らえられました。王は死の床でカタリーナに王冠を託します。キプロスの女王の誕生に、民衆は深く忠誠を誓いました。1841年12月22日にパリ・オペラ座で初演された『キプロスの女王』。ベルリオーズは「アレヴィの出世作『ユダヤの女』に匹敵する大成功」と讃え、ワーグナーもまた「アレヴィの新しいスタイルは最も輝かしい形で成功した」と絶賛しました。ドイツではラハナーが『カテリーナ・コルナーロ』として同1841年、イタリアでもドニゼッティが同じタイトルで1843年に、ほぼ同じストーリーで歌劇を作るなど影響を与えましたが、アレヴィの作品自体はヨーロッパの歌劇場からいつの日か姿を消しました。2017年にこの名作を蘇らせて大きな話題となったのが、ニケによるシャンゼリゼ劇場公演。その前後にセッション収録されたアルバムがこちらです。ニケの熱い統率に導かれた、作品の価値を圧倒的に知らしめる素晴らしい演奏となっています。(2019/11/15 発売)
レーベル名 | :Bru Zane |
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カタログ番号 | :ES1032 |