ハインド, ロルフ(1964-)
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トマス・エーヤフェルト・オレセンは、1969年デンマーク生まれ。オーフス王立音楽アカデミーでチェロと作曲を学びました。ルトスワフスキやベルクから影響を受けたというオレセンですが、そのその作品はどれも調性と対位法を重視し、比較的耳なじみのよいものです。このアルバムの中心となるのは、2019年に作曲されたピアノ・ソナタ。40分を超える大作で、ショパンやサティ、ペルトの影響を感じさせる、絶えず変化するハーモニーが特徴です。気候変動やオーストラリアの森林火災といった社会問題への反応が音楽に込められており、時にはピアニスト自身がオレセンの政治的メッセージを読み上げる場面もあります。「6つのソナタ」は、スカルラッティやラグタイムの要素が遊び心とともに取り入れられた粋な作品。また、「小さな奇跡の前奏曲」では、バッハの作品を素材にし、旋律を再構成することで現代的な視点を加え、新たな作品が生まれています。(2024/11/22 発売)
レーベル名 | :Dacapo |
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カタログ番号 | :8.224762 |
作曲家セアンセン(1958-)は、25歳になってから専門的な音楽教育を受け、いくつかの作品を書いて注目されるも、「まだ作曲家として学び足りない」とコペンハーゲンの大学で32歳まで生徒として在籍。ここで徹底的に自らを鍛え上げたという人です。そんな彼の作品は、どれもまずタイトルから凝りに凝っていて、例えばエドガー・アラン・ポーの作品からヒントを得た「赤死病の仮面」は、物語をそのまま音楽にするのではなく、あくまでも象徴として描くことで、その不可思議な世界を新たに映し出しているのです。基本的に静かな音楽であり、ここから広がるイメージは無限大です。(2013/04/24 発売)
レーベル名 | :Dacapo |
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カタログ番号 | :8.226045 |
「彼の音楽には未来が感じられる・・・」とGramophone誌でも絶賛されたデンマークの作曲家、ノアゴーの室内楽作品集です。抽象的でミステリアスなタイトルそのままのピアノ作品はどれも洗練された美しさが魅力です。とりわけ、極めて技巧的でピアニストに過酷な試練を要求する「アキレスとカメ」は、聞き手の耳には心地良い刺激をもたらしてくれるでしょう。ノアゴーの要求するものは難解ではあるものの、深い感情移入と微妙なバランスが透けてみえ、それを追求するのはまことに興味深い作業です。(2008/01/16 発売)
レーベル名 | :Dacapo |
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カタログ番号 | :8.226037 |
デンマークで学び、その後、フェルドマンやクセナキス、リゲティなどの音楽から強い影響を受けたという作曲家カルステン・フンダル(1966-)。彼の作品は哲学的であり、また色彩的でもあります。アレンジャーとしても名高く、多くの映画音楽や実験的なコンサートでその最奥を発揮しています。このアルバムでは、その個性が伸び伸びと発揮された興味深い作品を聞くことができます。最初に置かれた「4つのミニアチュアと3つのインテルメッツォ」では彼が影響を受けた作曲家たちの作品をモティーフにしながらも、新たな創造を試みつつ、不思議な世界を作り上げたものです。(2015/07/29 発売)
レーベル名 | :Dacapo |
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カタログ番号 | :8.226113 |