クラウス, クレメンス(1893-1954)
Search results:4 件 見つかりました。
「扇情的」「センセーショナル」・・・とかくサロメが評されるときは、あおり口調が目立ちますが、このクラウスの指揮にはそういったあざとさに該当する要素は見当たりません。あるのは自然体な音楽の流れと堅実な歌手陣の控えめな声の演出。後年の指揮者たちが傍若無人に行った過剰なデカダンスや、必要以上に淫靡な音楽演出がないため、一聴するとあっさりした演奏であるかのように思われがちですが、何度も聞き込むと、自然体ゆえにそこに潜む頽廃感や不気味さがじわりじわりと効いて来ます。「7つのヴェールの踊り」をボーナス・トラックのライナーによるものと聞き比べるのも一興です。(2005/04/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
---|---|
カタログ番号 | :8.111014-15 |
ウィーン・ニューイヤー・コンサートの初回指揮者クレメンス・クラウス、このコンサートを長らく指揮し、世界的な評価を高めたウィーン・フィルのコンサート・マスター、ボスコフスキー、この録音の後、ウィーン楽友協会の音楽監督に就任するカラヤン。この3人が演奏する香り高いウィンナ・ワルツを収録した華やかで優雅な1枚。1940年代から60年代の演奏ですが、録音は聴きやすく、艶のあるしっとりとした音色があますことなく捉えられています。(2020/05/15 発売)
レーベル名 | :Gramola Records |
---|---|
カタログ番号 | :Gramola98974 |
ソプラノがヒロインの声ならば、アルトは母声。フェリアの声はその温かみと馥郁たる豊かさに満ちた、まさに「母なる声」でありました。シューマンで聴かせる喜び、悲しみも、フェリアの声にかかれば決して取り乱したものにはならず、余裕を持った趣で彩られたのでした。ブラームスの歌曲の中でもトップクラスの録音数を誇りかつ人気の高い「アルト・ラプソディ」。数多い録音の中で、フェリアのCDほど歌詞に秘められた悲しみ・憂いが粛々と表現されたものがあるでしょうか?(2004/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
---|---|
カタログ番号 | :8.111009 |