コリンズ, ハンナ
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エクアドル生まれの作曲家ルイス・ウンベルト・サルガードの作品集。作曲家の父のもとに生まれ、8歳で首都キトの国立音楽院に入学、ピアノと作曲を学びましたが、当時のエクアドルには十二音音楽や新古典派音楽といった欧州楽壇の新しい潮流に通じている教師はいませんでした。サルガードは最新の音楽を学ぶべく欧州留学を目指すも奨学金が得られず断念、本やレコードを通してほぼ独学で現代音楽の手法を学び、これをエクアドルの民俗音楽と融合させようと試みました。彼の作品は、モダンで洗練されたハーモニーの中にエクアドルの先住民サンフアニートの舞曲を織り込み、生き生きとした音楽として結実しています。このCDには、新古典派の作風によるチェロ・ソナタや、多彩なアイディアを盛り込んだ木管五重奏曲、アポロ11号の月面着陸成功にインスパイアされた「セレーネ(ギリシャ神話の月の女神の名前)」などが収録されています。 (2022/01/27 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.579128 |
ルイス・ウンベルト・サルガードは、エクアドル出身のピアニスト兼作曲家です。ピアノ・リサイタルを行いながら、キトの国立音楽院で音楽理論を教えるなど教育活動にも尽力しました。また、新聞のコラムではヨーロッパの音楽シーンを紹介し、作曲家としてはエクアドルを離れることなく独学で作曲を学んでいます。彼の作品には、十二音技法を取り入れた先駆的なものがあり、民族主義とモダニズムを融合させた作風が特徴です。エクアドルの民俗音楽に基づく作品や、無調で複雑な和声言語を持つモダニズム的な作品も手がけました。生前は作品が演奏される機会は稀でしたが、近年では録音の機会が増え、再評価が進んでいます。アルバムの最初の2曲は、エクアドルを代表する音楽ジャンルであるサンフアニートで、ヴァイオリン2、チェロ、コントラバス、クラリネット、フルートの六重奏版で演奏されています。次に収録されている「未来派のサンフアニート、ミクロダンサ」はピアノのための小品で、十二音技法を用いながらも民族音楽の要素を保持した、彼の代表作の一つです。そのほか、ヨーロッパのワルツから派生したパシージョに基づく「夜に」、作詞家としても卓越した才能を発揮したソプラノのための歌曲、親交のあったチェリスト、ボグミル・シコラに捧げられた「スペイン狂詩曲」、さらにヴァイオリン・ソナタと小品、エクアドルの民族舞踊を取り入れた「ピアノ五重奏曲第2番」など、個性的な作品を楽しむことができます。(2025/04/25 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.579171 |
このアルバムのタイトル「Resonance linces 共鳴線」は物理学用語から採られたものですが、ここでは時代を超えた作品同士の、また演奏家と作曲家との「共鳴」で生まれた作品群を指しています。サーリアホのドリーミング・シャコンヌはコロンビのチャコーナによるもの、ショウの曲はタリスのモテットに基づく作品。サーリアホの7羽の蝶々は同郷のチェリスト、アンッシ・カルットゥネンとのコラボレーションから生まれ、ブリテンの無伴奏組曲はロストロポーヴィチに触発されて書かれました。コチェフの曲はハイドンのト長調のチェロ協奏曲用のカデンツァとして書かれましたが、このように独立した作品として演奏することも意図されています。(2022/05/27 発売)
レーベル名 | :Sono Luminus |
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カタログ番号 | :DSL-92252 |
豊かな質感を持った音と物語を内包するアレックス・ワイザーの音楽集。ニューヨークで生まれ育ったワイザーは、歴史的視点と活気に満ちた音楽を融合させ、独自の語法による作品を生み出しています。このアルバムには瞑想的な歌曲集「and all the days were purple-そして全ての日々は紫色だった」と、「3つの墓碑銘」を収録。様々なテキストによる切ない旋律を滔々と歌うソプラノを包み込む混沌とした楽器の音色は、全ての世界がゆるゆると溶けていくかのような感覚をもたらします。「3つの墓碑銘」も雰囲気は似ており、悲し気な旋律がまっすぐに聴き手の心に伝わります。(2019/10/25 発売)
レーベル名 | :Cantaloupe Music |
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カタログ番号 | :CA-21147 |