ミナレッリ, モニカ
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偉大な台本作家であったアッリゴート・ボーイト(1842-1918)は、自らもオペラの作曲家を志しました。キャリアの始めの頃はヴェルディとも親しくしていたのですが、ボーイトの才能を感じ取ったヴェルディは、「ライバル現る」と次第に彼を遠ざけるようになり、そのためかボーイトは当時流行のワーグナーを擁護。彼の音楽を広めるべく、歌詞を翻訳し紹介することに力を注いだのです。そんな頃、ボーイトは自作のオペラ「メフィストフェレ」を完成。入念なリハーサルのもと、1868年スカラ座で初演を行います。結果は・・・大失敗。その後は専ら台本作家として素晴らしい作品を残したのは周知の通りです。この演奏は、2008年のパレルモ・マッシモ劇場のライヴで、現代的な演出が賛否両論を巻き起こしたプロジェクトですが、音だけで聴いている分には余計な心配は必要ありません。とにかくフルラネットの迫力ある「悪魔声」が見事です。彼に比べればテオドッシュウさえ地味に聞こえてきてしまうのがスゴイところ。全てにおいて力作です。ぜひご一聴ください。(2011/07/13 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.660248-49 |
ロッシーニが19歳で作曲、彼のオペラ・ブッファの第1作となった「ひどい誤解」は、初演の好評にもかかわらず検閲を受けて上演が禁じられ、20世紀末まで幻の作品でした。裕福な農家の娘の愚かな婚約者が騙されて、その娘は男で兵役を免れるために去勢されたのだと誤解、その結末は?ストーリーは他愛もないものですが、とにかくフレッシュな音楽が素晴らしい。特に複数の歌手のアンサンブルになる場面の活力といったら、ブラヴォーを叫びたくなること確実。当盤はドイツ・ロッシーニ協会新校訂版による初録音。拍手付ライブ録音で、聴衆の熱狂ぶりからも曲・演奏の良さが伝わります。(2002/08/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.660087-88 |