バロー, レミ(1977-)
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【ブルックナー演奏の聖地ザンクト・フローリアンにおけるレミ・バローの交響曲全集、新録音を加えてBOXとして集成!】リンツ郊外のザンクト・フローリアンにある聖フローリアン修道院は、かつてアントン・ブルックナーが聖歌隊で歌い、オルガニストを務め、今はその墓所となっている場所。ここでは、古くは朝比奈隆と大阪フィルの第7番、カラヤンやブーレーズとウィーン・フィルの第8番など巨匠たちによる記念碑的なブルックナー演奏が繰り広げられてきました。同地でブルックナーの没後100年を記念して1996年に創設されたのが、聖フローリアン・アルトモンテ管弦楽団とブルックナー週間(Bruckner-Tage)音楽祭。その常任指揮者レミ・バローが指揮して行われた10曲の交響曲のライヴ録音をBOX化しました(第6番と第8番はオーバーエスターライヒ・ユース交響楽団の演奏) 。会場となった聖フローリアン修道院はとても長い残響があり、チェリビダッケに師事したことのあるバローは、響きの混濁を避けつつ、長く美しい残響と音楽を一体化するためにテンポをゆったりと保ち、雄大な音楽として聴かせます。このため、第3番と第5番では89分、第8番では103分を越える演奏時間となりました。同時にバローは最新の楽譜校訂研究にも目配りしており、一部の曲では新しい校訂版を使用。このBOXが初出となる交響曲ニ短調ではディヴィッド・チャプマンによる2023年校訂版を使っています。※第1番から第9番までの単独アルバムはSACDハイブリッド盤で発売されていましたが、このBOXではお求めやすい価格にするために通常CDでの発売となります。 ※レーベルからの情報によれば交響曲ニ短調は通常CDとして2024年に単独リリースが予定されているとのことです。レミ・バローパリに生まれ、パリ国立高等音楽院でヴァオリンをジェラール・プーレに師事、合わせて音楽理論と音楽教育を学ぶ。16歳の時に出会ったセルジュ・チェリビダッケから2年間にわたり教えや刺激を受け、音楽院在学中にオーケストラを組織して指揮活動を開始。2004年にウィーンに拠点を移し、ウィーン・フィル及びウィーン国立歌劇場管弦楽団の第1ヴァイオリン奏者として、世界トップクラスの指揮者の下で演奏経験を積んだ。2011年に聖フローリアンのブルックナー週間でアルトモンテ管弦楽団を指揮して演奏したブルックナーの交響曲第3番と第9番が高い評価を得、2013年の同音楽祭ではアーティスト・イン・レジデンスに招かれた。コロナ禍でオーケストラの活動ができなかった2020年には、ヴァイオリン奏者としてウィーンの音楽家たちとブルックナーの弦楽五重奏曲を録音した。聖フローリアン・アルトモンテ管弦楽団ブルックナー没後100年にあたる1996年に結成された。オーケストラ名は、聖フローリアン修道院教会の部屋を彩る壮麗なフレスコ画の作者であるマルティーノ・アルトモンテとバルトローメオ・アルトモンテの父子にちなんでいる。地元オーストリアをはじめとする欧州各地の主要オーケストラのメンバーと、えり抜きの若手演奏家たちとの混成によるオーケストラは、ブルックナー演奏の伝統を次代に伝える任務も果たしている。(2023/11/24 発売)
レーベル名 | :Gramola Records |
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カタログ番号 | :Gramola99311 |
リンツ大聖堂のオルガニストとして働いていたブルックナーが、オルガン演奏と並行して1865年から作曲を開始、翌年に完成、1868年に初演された「交響曲第1番」。彼は初演後に幾度かの改訂を行っていますが、交響曲第8番完成・改訂後の1890年から1891年にかけて大規模な改訂を行いました。これは初期の作品をもう一度演奏したいという指揮者ハンス・リヒターの要請によるものとされ、この稿の初演は1891年12月13日にリヒターが指揮するウィーン・フィルハーモニーが行っています。番号こそ「第1番」であるものの、改訂されたのが晩年であることもあり、同じ主題を持ちながらも曲の様式は1877年改訂のいわゆる「リンツ稿」とは随分変化しており、洗練された作風から生まれた響きは朴訥さよりも濃厚なものになっています。聖フローリアン修道院教会の長く美しい残響を活かしたテンポ設定による雄大な演奏を高音質で存分にお楽しみいただけます。 (2023/10/20 発売)
レーベル名 | :Gramola Records |
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カタログ番号 | :Gramola99283 |
ブルックナー所縁の地である聖フローリアン修道院で毎年開催される「Brucknertage=ブルックナー週間」は、2017年に20周年を迎えました。この記念すべき音楽祭に演奏されたのは交響曲第5番。すでにブルックナー・ファンの間でおなじみのフランス出身の指揮者、レミ・バローの堂々たる演奏です。チェリビダッケの弟子として知られるバローは、すでに交響曲第3番、第6番、第8番、第9番のリリースがあり、どれもがチェリビダッケ譲りのゆったりとしたテンポと熟考の解釈が施された名演として高く評価されています。この第5番でも、厳格な対位法的手法に敬意を払うことで、作品の持つ力強さが強調された素晴らしい演奏が繰り広げられています。また、長い残響を持つことで知られる聖フローリアン修道院の豊かな音場も、最高レベルの録音でリアルに捉えられました。その全てをSACDのスペックを生かした高音質でお楽しみいただけます。(2018/08/29 発売)
レーベル名 | :Gramola Records |
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カタログ番号 | :Gramola99162 |
数々のブルックナー録音で話題を呼ぶ指揮者レミー・バローと、ウィーン最前線のオーケストラで活躍する名手たちによって結成された「クラングコレクティフ・ウィーン」。このオーケストラのデビュー盤となったシューベルトの交響曲集「未完成&第1番」(GRAM99180)は、彼らの理念である「現代楽器でウィーン古典派の音楽と正面から向き合い、その様式美を丁寧に伝えた」演奏として高く評価されました。第2作で取り上げたのは、2020年に生誕250年を迎えるベートーヴェンの交響曲第3番と「エグモント序曲」。ベートーヴェンの最初の構想通り、第1ヴァイオリンが6人のみというスリムな編成で演奏することで、初演時の響きを丹念に再現しています。(2020/03/20 発売)
レーベル名 | :Gramola Records |
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カタログ番号 | :Gramola99210 |