マッツォン, シルヴィア
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イーヴォ・マチェク(1914-2002)はユーゴスラビア出身の作曲家。現在ではほとんど名前を聞くこともありませんが、20世紀のユーゴスラビアにおいて、重要な位置を占める音楽家でした。彼はザグレブの音楽アカデミーで学び、ピアニストとして名声を得ました。数々の演奏家とデュオを組み、多くの生徒を教えています。彼の作品、例えば「ピアノのためのソナチネ」を聴いてみると、一瞬「フランスの印象派」に似た響きが感じられますが、曲が進むにつれ、和声感は希薄になり、しなやかさを増していきます。彼の作品の中でも初期の時代に属する「主題と変奏」と、後期に属するピアノ・ソナタを比べてみると、逆にソナタの方が洗練された美しさを放っていることに気がつくかもしれません。ピアノのための作品は数えるほどしかなく、このアルバムに収録されらものが全てです。そのために余白にヴァイオリン・ソナタが収録されていますが、こちらがまたフォーレを発展させたかのような、流麗な美しさを持つ音楽です。(2014/11/26 発売)
レーベル名 | :Grand Piano |
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カタログ番号 | :GP681 |