ランドフスカ, ワンダ(1879-1959)
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(2010/09/15 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.570124-25 |
20世紀にハープシコードを復活させた立役者ランドフスカ。彼女の使った楽器はいわゆるモダン・チェンバロで、鋼鉄製のフレームを持ち、弦も強化されたものでした。昨今の古楽器ブームからすると、その楽器に備えられていたストップを駆使したカラフルな音色、ロマン派の名残をとどめたアプローチは、異質なものと見なされるかもしれません。しかし虚心坦懐にその演奏に耳を傾けると、彼女がいかに音に心を砕き、一音一音を大切に紡ぎ出すという姿勢を持っていたかがわかります。長らく決定版とされていたゴルトベルクの各変奏の色彩感に、その神髄は宿っていると言えましょう。(2006/01/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110313 |
ロマン派のピアニストや作曲家による編曲からバッハを解放し、ハープシコードによるバッハをよみがえらせたのは、ランドフスカの大きな業績です。しかしながら彼女はただやみくもに、「古楽器回帰」を目指したのではありません。彼女がプレイエルに作成依頼した特製のハープシコードにはストップが多く付き、それらを自在に操ることによって豊かな音色を紡ぎ、またロマン派の影響を残したアゴーギク・ルバートを盛り込み、色彩と表情に富むバッハを再創造したのでした。全調からなる「平均律」を聴くと、調性の違いによってニュアンスを使い分けている、彼女の卓越した技巧と創造精神を再認識することが出来るでしょう。(2006/11/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110314-15 |
長らくピアノで演奏されることが多かった平均律。ランドフスカがプレイエルに特注のハープシコードを発注し、バッハをその楽器で取り上げたとき、平均律の演奏史にまた新たな1ページが加わりました。彼女が使用した楽器は、いわゆる古楽器とは異なるものなので、今日の古楽器ブームの演奏形態とは異なりますが、ロマン主義的な色合いを残しながらも、ハープシコードという楽器の特質を生かし、色彩ゆたかに、時には芳醇な響きを持ってして演奏された平均律は、当時の聴衆に多大なインパクトを与えたのでした。対位法を丹念に解きほぐしていくかのような彼女の解釈は、いまなお新鮮味を感じさせられます。(2007/02/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.111061-63 |
「ハープシコードと演奏するは、音の質そのものから変える必要がある」と語ったメニューイン。このCDには、わずか18歳のときに妹ヘフシバのピアノの伴奏による演奏と、28歳のとき、かの女傑ランドフスカのハープシコードとの伴奏版2種を収録。メニューインの演奏が言葉どおりであることを証明する盤です。音質だけでなく、音楽のアプローチ自体も、伴奏楽器によって違えているのは、年齢による円熟というよりも、彼にもとから備わっていた音楽性と見るべきでしょう。(2001/07/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110964 |
リスト、ブゾーニ、ゴドフスキーを始めとした多くのロマン派のピアニストたちが、バロックおよびそれ以前の音楽を編曲し、そのスタイルは近代のピアノおよびその奏法に即した和声的強化、対位法的処理などのロマン派的な技法に溢れていました。その編曲で弾かれるのが普通であった時代、なおロマン派的なアプローチは残っているとはいうものの、作品の書かれた当時の様式を回顧しつつハープシコードで弾くランドフスカの演奏スタイルは、大きな潮流にくさびを打ち込んだようなインパクトがありました。ともすれば衒学的な罠に陥り、無味乾燥な演奏スタイルに陥りがちな古楽器の演奏ですが、彼女は滋味溢れた雄弁な音楽を作り上げています。(2005/12/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.111055 |