フェイェシュ四重奏団
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スコットランド北東部のアバディーンに生まれた作曲家ロナルド・センター。ピアノをジュリアン・ロセッティ、オルガンをウィラン・スウェインソンに学びました。1943年にハントリーに移住、一生をこの地で過ごします。1944年以降、声楽家の妻モリソンのために数多くの作品を書く他、ピアニストとしても活躍、彼の作品はBBCで「スコットランドの現代作曲家」シリーズとして放送され高い評価を得ました。しばしば「スコットランドのバルトーク」と評される彼の作品は、確かにエネルギッシュですが、バルトークだけでなく、ブゾーニ、ドビュッシーら同時代の他の作曲家からも影響を受けているようです。このアルバムに収録された3曲の弦楽四重奏曲は、円熟期の作品であり、不協和音を多用しながらも、聴きやすさも備えています。ゆったりとした旋律で始まる第1番は、スコットランド民謡をルーツに持つ躍動的な第2楽章がとりわけ魅力的。やはりゆったりとした旋律で始まる第2番もいたるところにスコットランド民謡の影響がみられます。7つの楽章で構成された第3番は無調と調性の間を揺れ動きながら、強烈な音楽を織り上げていきます。第2番と第3番は世界初録音です。スコットランドを拠点とするフェイェシュ四重奏団の演奏で。(2021/09/10 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0533 |