シチリアーノ, マリー
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コルンゴルト、シェーンベルク、ツェムリンスキーと同じく、ウィーン世紀末に活躍し、アメリカに亡命した作曲家、音楽理論家リヒャルト・シュテールの室内楽作品集第2集。第1集(TOCC-210)ではチェロとピアノのデュオを聴くことができましたが、第2集では、もう少し編成の大きい「ピアノ三重奏曲」と歌曲を聴くことができます。美しく雄大な楽想を持つ「ピアノ三重奏曲」は、ベートーヴェン、シューベルトといったウィーンのロマン派の伝統の中に位置する曲です。第2楽章の憂鬱な雰囲気はブラームスを思わせます。4年後に書かれた「3つの歌曲」はコルンゴルトを思わせる甘美で抒情的な歌。チェロのゆったりとした響きが歌声を引き立てています。(2018/02/23 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0446 |
リヒャルト・シュテールは、同時期に活躍したコルンゴルトやシェーンベルクと同じく、ナチスの迫害により祖国を追われ、アメリカに亡命した作曲家。ウィーン音楽院ではローベルト・フックスに作曲を学び、アカデミーの劇場でコレペティートルを務めながら、音楽理論、作曲、音楽史の教師となり、室内楽の指導も始め、1915年には引退したフックスの後任として教授に昇格。順風満帆の生活を送っていましたが、1938年には音楽院を追われ、アメリカへと移住します。しかし不自由な生活の中でも彼は作曲を続け、93年という長い生涯を全うし7つの交響曲をはじめ、室内楽、歌曲、合唱曲、ピアノ曲などの膨大な作品を残しました。このアルバムに収録された3曲は、アメリカに移住してからの作品ですが、生活の不安を感じさせることのない、旋律にあふれた想像力豊かな楽想に満たされています。なかでも穏やかな「セレナード」の美しさが印象的です。(2020/02/07 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0536 |