ウィン=ロジャース, キャサリン(1958-)
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余り知られていませんが、19世紀後半生まれの英国作曲家による抒情的歌曲には、正に秘曲と呼ぶに相応しい魅惑的な作品群があります。それらは無調なんてことは決してなく、聴き手を陶酔させるような、一聴して美しいと感じさせる旋律の花束。知られざる佳品を発見する喜びが用意されているのです。その作曲家の一人がスタンフォードやパリーに師事したサマヴェル。伴奏パートがまた秀逸で、ピアノは常に雄弁に語り、中には11~15のように弦楽四重奏が加わる曲集もあります。3つの声域の歌手を起用した贅沢な録音。 過去に別レーベル(COLLINS)から出た音源を使用しています。(2002/12/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557113 |
音楽の発展過程の節目ごとに現れた天才たち。シェーンベルクは明らかにその一人ではないでしょうか。無調なり十二音の音楽は、ただ気持ち悪いだけと受け取る聴き手も多いのですが、「月に憑かれたピエロ」こそ、こういう世界を表現するために無調音楽は存在しなければならないのだと納得させられる、音楽史上に残る、スペシャルな名曲なのです。作品番号で「月に~」の前後になる声楽曲2曲と、調性音楽を極限まで拡大した「室内交響曲第1番」とをカップリング。スペシャリストであるクラフトの演奏でお届けします。クラフト自身による英文曲目解説付き。Koch Internationalレーベルの再発売盤です。(2007/06/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557523 |
ニーチェの「ツァラトゥストラ」からインスパイアされた音楽と言えば、R.シュトラウスやマーラーを思い出しますが、このディーリアスの「人生のミサ」も同じテキストを用いて、全く違ったテイストの音楽を書き上げました。ディーリアスと言えば、イギリスを代表する作曲家と思われていますが、彼の両親は実はドイツ人であり、彼自身もドイツ語を操り、ドイツ文学をこよなく愛していたのです。このタイトルにある「人生」とは超人ツァラトゥストラの辿った人生の遍歴であり、ディーリアスは、そこに普遍性を見出していたようです。この作品、当初はウォレスによる英訳歌詞で歌われることが多かったのですが、最近は原語歌唱によるものが増え、この録音もドイツ語で歌われています。(2012/07/18 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572861-62 |
ブリテンがまだ10代の頃にしたためた音楽を後にまとめた「シンプル・シンフォニー」は初期の代表作で、題名通りのシンプルさが心に残る名作。ヴィオラ独奏が入る「ラクリメ」は晩年の名曲で、ヴィオラだけに表現可能な世界を作り上げます。「イギリス民謡組曲」はブリテン最後の管弦楽曲で、当盤の指揮者ベッドフォードは初演者。2つの世界初録音のうち「テンポラル・ヴァリエーションズ」はオーボエとピアノという形態で初演された後に封印され、作曲者の死後に出版されました。ここでは管弦楽版に編曲されたものをお届けします。歌曲の佳品「子守歌のお守り」も管弦楽伴奏版です。コリンズ・レーベルの再発売盤。 (2005/03/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557205 |
この「英国歌曲シリーズ」の中で、聴き手に最も驚きをもって受け入れられるのが、他に同様のアルバムが殆ど無い、このレーマン集かもしれません。彼女はソプラノ歌手として幅広く活躍するうちに演奏のキャリアを断念、作曲に集中しました。これが単なる余技どころか、恐るべき内容の充実を示しているのです。表現の幅広さは驚くばかりで、諧謔系、童謡系、民謡系、後期ロマン派系、技巧派系、悲痛系と、ワンパターンに陥らないのは激賞物。知名度ではマイナーに甘んじているのが不思議でなりません。ピアノを担当するベッドフォード、実はレーマンの孫にあたります。コリンズ・レーベルの再発売盤。(2004/07/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557118 |