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ヴァッレロトンダ, シモーネ

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    ROMA ‘600 〜初期バロック撥弦芸術、古楽の「いま」〜(ヴァッレロトンダ/イ・バッシフォンディ)

    【歴史的奏法の向こうに垣間見えるポップな民俗音楽的サウンド。イタリアならではの痛快古楽撥弦盤!】ずばぬけた腕前でバロックギターとテオルボを弾きこなすイタリアの超実力派シモーネ・ヴァッレロトンダによる、気心の知れた共演者たちとの新感覚バロック撥弦アルバム。ヴァッレロトンダはすでにArcanaレーベルで『にせのアルファベート』と題したアルバムを録音、モンテヴェルディやカッチーニらがオペラという新芸術を爆発的に成功させた1600年前後にあって、イタリアの撥弦芸術がいかに多彩で躍動感にみちたものだったかを肌感覚で伝える名演を聴かせてくれましたが、これはそのさらなる進化形といってよいでしょう。アルバムタイトルにある600とは、イタリア語で「セイチェント」すなわち17世紀のこと。画家カラヴァッジョや彫刻家=建築家ベルニーニも活躍したバロック都市ローマには、その頃テオルボ奏者カプスベルガーやギター奏者フォスカリーニら凄腕撥弦奏者が集い、名曲も数多く残しています。アンドレア・ダミアーニとロルフ・リスレヴァンという知る人ぞ知る超名手たちに師事したヴァッレロトンダのくりだす闊達なサウンドは、バロック音楽がいかに自在だったかをモダンかつポップな風合いで理屈抜きに伝えるのみならず、打楽器やバグパイプを交えながらも、歴史的・地域的文脈をふまえつつ刺激に溢れたサウンドを提案。名手オノフリや人気歌手バラートらゲストの協力も頷ける、突き抜けた音作りに仕上がっています。(2019/10/18 発売)

    レーベル名:Arcana
    カタログ番号:A467

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    ヴィヴァルディ:歌劇「ファルナーチェ」(ヌーティ/ヴァッレロトンダ/タッツァーリ/フィレンツェ五月音楽祭管/サルデッリ)

    1727年に初演されたヴィヴァルディ(1678-1741)の歌劇「ファルナーチェ」。この主人公は「ポントの王ミトリダーテ」の長男にあたります。現在、ミトリダーテから王位を引き継いだファルナーチェは、カッパドキアの王女タミーリを妻にしています。しかしタミーリの母であるベレニーチェはそれを許すわけにはいきません。なぜなら彼女の夫であるカッパドキア王と、王子はミトリダーテに討ち取られていたからです。そんな緊張を孕んだ人間関係の上に起こるファルナーチェの危機・・・それはポントにローマ軍が攻め入ってきたからです。戦いの末、逃亡せざるを得ないファルナーチェ、妻タミーリはわが子と共に自害しなくてはいけない。しかし彼女の母ベレニーチェはそれを止めなくてはならない。そんな交錯する思いの中に浮かび上がる深い家族愛。ヴィヴァルディはこの緊迫の物語に息を飲むような美しい音楽をつけています。パロック音楽のスペシャリストによる歌唱と、サルデッリの流麗な指揮による完璧な「ファルナーチェ」の登場です。(2015/08/26 発売)

    レーベル名:Dynamic
    カタログ番号:CDS7670

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    コルベッタ:王のギター(ヴァッレロトンダ/ズリアン/イ・バッシフォンディ)

    【ヴァッレロトンダとズリヤン。異能の撥弦奏者二人が探る17世紀の光と闇】フランスの太陽王ルイ14世が私的に愛奏したスペイン式ギター(バロックギター)の名手で、フランスと英国をまたにかけ活躍した名手コルベッタ。17世紀初頭にボローニャで生まれ、世紀半ばまではイタリア半島を拠点にスペイン式ギターのための曲集を何冊か出版していましたが、1650年代にルイ14世の祭典に加わり頭角をあらわし、1660年代には王政復古期のイングランドでも新王チャールズ2世や有力貴族たちから広く愛顧を受けました。それぞれ英仏両王に捧げられた2集の『王のギター』(1671年と1674年に出版)は今日でもバロックギター奏者たちの重要なレパートリーとして有名ですが、イタリアの異才撥弦奏者が集うイ・バッシフォンディの主宰者シモーネ・ヴァッレロトンダはここで、イタリア時代に遡ってコルベッタの作品を集めた網羅的な選曲でこの作曲家の至芸を概観。ギター二重奏を中心に、曲によっては打楽器や歌唱も加え、長いネックが特徴的な南イタリアの民俗楽器コラショーネ、かき鳴らす奏法に特化したキタラバッテンテなども使いつつ、欧州各地の宮廷文化に留まらないこの作曲家の着想源の豊かさを広く伝える選曲と解釈を聴かせてくれます。ギター二重奏のパートナーは、中世まで遡るリュート研究と幅広い演奏スタイルの使い分けで注目を集めるスロヴェニア出身の名手ボル・ズリヤン!作品背景を適切にふまえながら流麗なサウンドを自在に駆使するヴァッレロトンダと共に、モンテヴェルディ存命中のイタリアからリュリ全盛期のフランス様式まで、既存の録音群とは一味違った新鮮なコルベッタ像をお楽しみください。(2024/01/12 発売)

    レーベル名:Arcana
    カタログ番号:A556

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    デル・チンクエ:2つ、または3つのチェロのためのソナタ集(ミナージ/ヴィドーニ/バウ/ヴァッレロトンダ/ブッカレッラ)

    【知られざるローマ18世紀の名チェロ奏者がみせた縦横無尽の低音世界、イタリアの俊英陣の華麗な演奏で!】広汎な活躍で知られるリッカルド・ミナージの弟、ルドヴィコ・ミナージを中心に、バロック・チェロの名手たちが一堂に会しここに録音したのは、その生涯さえ詳しく判っていない18世紀ローマのチェロの名手デル・チンクエの作品群。対等に活躍する2つのチェロに通奏低音パートを添え「3つのチェロのための」と題されたソナタの数々は、いずれも18世紀中盤以降にナポリの名手たちの妙技を介して広まった高音域奏法など技巧的なパッセージがふんだんに使われており、イタリア人作曲家ならではの歌心あふれる緩徐楽章の妙とあいまって全編にわたり聴きどころに事欠きません。通奏低音とチェロ独奏のための「2つのチェロのための」ソナタでも、通奏低音を受け持つチェロはもう一方のパートと対等に対話を繰り広げ、当時の音楽作りの面白さを垣間見せてくれます。異能の撥弦楽器アンサンブル「イ・バッシフォンディ」での活躍がめざましいシモーネ・ヴァッレロトンダ、Ricercarでのフレスコバルディ作品集(RIC407)など録音でも注目作が増えているアンドレア・ブッカレッラらの参与も頼もしく、バロック・チェロの多面的な味わいを鮮やかに引き立てています。(2022/06/24 発売)

    レーベル名:Arcana
    カタログ番号:A528

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    メディタシオン(観想) - リュートによるフランス・バロック音楽で描く四季(ヴァッレロトンダ)

    【規格外の古楽撥弦奏者ヴァッレロトンダが周到な選曲で臨む、17世紀フランスの音世界】徹底した古楽研究のもと、存在感ある快演を繰り広げリュート界に新風を呼び込んできたイタリアのシモーネ・ヴァッレロトンダ。ジャンルの枠を感じさせないアルバムをArcanaレーベルに刻んできた古楽撥弦ユニット「イ・バッシフォンディ」(NHKで2021年秋より放送の17世紀日本を舞台としたBS時代劇『剣樹抄~光圀公と俺』に彼らの音が使われています)の中心メンバーでもあります。これまで母国イタリアの17世紀に花開いたテオルボやバロックギターの音楽を追求してきましたが、今回のアルバムでは一転してフランス音楽を扱い、きわめて正統派な音作りでその真相を辿ってゆきます。プログラムのテーマは、近代科学・医学が発達する前、古代から信じられてきた四気質論(四つの体液のバランスが人間の体調や心情を左右するとする説)や四元素(世界は火・水・土・大気の四元素で出来ているとする説)と、四つの季節の関わり。ルイ14世時代を代表するガロとムートンの作品を中心とした選曲で、音楽を通じて形而上的思考をめぐらせた昔日の宮廷人たちの感覚に迫ります。プログラムは17世紀フランスのリュート音楽家たちに倣い、調を揃え自由な構成で組み上げられた四つの組曲からなる構成。当時の舞踏のステップをふまえ、思わせぶりなタイトルの向こうにある世界を意識しながらの深い解釈を通じ、それぞれの作品の魅力を鮮やかに浮き彫りにしてゆくヴァッレロトンダの鮮烈な音楽性に惹き込まれずにおれません。「リュート編曲は世界初」というラモーの名曲も折々に挟まれ、最後はクープランの「神秘の障壁」で締めくくる演出も絶妙。これら有名作に新たな光を当てるヴァッレロトンダの音作りに脱帽です。(2022/01/14 発売)

    レーベル名:Arcana
    カタログ番号:A496