マイヤー, リヒャルト(1877-1935)
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1930年代にイギリスのHMV(現在のEMI)は、ワルターやワインガルトナーなどの指揮でウィーン・フィルと多数の録音を制作、世界屈指の名オーケストラの黄金時代の姿を音にとどめました。この《ばらの騎士》もそのひとつで、ウィーン・フィルによるオペラ録音としては、短縮版ながら最初の例となりました。ロッテ・レーマン(1888-1976)やエリーザベト・シューマン(1888-1952)、それにリヒャルト・マイア(1877-1935)など、これらの役を十八番にした、当時のウィーン国立歌劇場のスターたちが顔を揃えていることが、その価値を不滅のものとしています。(2002/11/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110191-92 |
ロマン主義の指揮者がともすれば陥りがちな過剰な感情表出を拒み、中庸の美学を追究したワインガルトナー。その彼も、初期には「第九」を指揮して、興奮のあまり自制心を失い、恐ろしいばかりの手振り身振りを披露したとされています。後に自身の美学を獲得するにあたり、そうした挙動はなりを潜め、制約された動きの中、バランス感覚のとれた、心地よい緊張をはらむ音楽を奏でるように変わっていったのでした。第4楽章で重責を担うバス・ソロは、胆力溢れる偉丈夫マイア。ウィーン国立歌劇場を中心に活動し、「ばらの騎士」やマタイ受難曲などで名を残しています。(2003/08/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110863 |